「凄い部屋の会」は凄い #0024

「美観」のために「生活の仕方」をルールで規定するのか #0024

「凄い部屋の会」は凄い #0024

#0024 『凄い部屋の会は凄い』

面白いページの紹介です。

内外のばかページに関する最強リンク「ahoo! ナビゲーター(?)」を有する「日本甲斐性なし倶楽部」に、 「凄い部屋の会」 というページがあります。

(リンク先は健在です・2019年現在)

要するに「オゾましく散らかった部屋」の画像と解説のページです。評価軸も設定されていて本格的です。

「けんちくを使う側の視点」を標榜する「ばかけんちく探偵団」ですが、ここまでけんちくをめぐるユーザーの内面に肉迫することは未だできてません(笑)。 

しかし、「部屋を使う」っていうことは、こういうことだ。他人から見て散らかってようがなんだろうが、自分が心地よければ、オールOK(壊さなきゃね)。

ときどき、「美しい外観のために、フトンや洗濯物をベランダに干すのは止めましょう。」なんてバカげたことを言っているマンションがある。

また、ある建築家は、自分の設計したタテモノでは、美観を保つため、窓際にヘンなものを置いたり、洗濯物をベランダに干すことを禁止している、と聞いたことがある。

なんだそりゃ?。なめんなー!!!。

「人が生活する」ということ本来のキタなさや、猥雑さを無視する気か?。

お前だって、自分のクツシタの匂いかいだことあんだろー!(関係ない?)

「美観」のために「生活の仕方」をルールで規定するなんてサイテーじゃん?。

タテモノ自体で「そうふうに生活したくなる」ように仕向けてみせてこそ「建築設計」じゃないの?

「けんちく」の最終的な様相・形態は、設計者や施工業者ではなく「使う人の使い方」に委ねられているということを、この「凄い部屋の会」で再確認しましょう(笑)。

「ahoo! ナビゲーター」はYahooナビゲーターのパロディだと思います。
Google検索エンジンが登場するまで、「いかすホームページ」は、Yahooの目利きのナビゲーターがネットの海から探し出し(当時は海というほどでもなかったですが)、人的にインデックスするのが主流でした。
そうした目利きのYahooナビゲーターに見出され、オフィシャルな「おすすめページ」にリンクされるのが、当時のウェブマスターにとって最高の栄誉だったんですね。

このスレッドで取り上げられている公共住宅の「ベランダで洗濯物を干すべからず」という禁止条例は、ばかけんちく談話室でも話題になっていました。

【「美観」のために「生活の仕方」をルールで規定する】というのは現代でも判断が難しいところです。

一方で、欧州の旧市街のように、町そのものが歴史遺産や文化遺産に指定されているような町では、一般の建物にも厳しい制約があり、勝手に改装したり、派手なネオンサインを掲げたり、住民や企業の好きに変えることはできません。マクドナルドさえ、控えめに『M』の看板を掲げているくらいです。

が、それも市民全体に「我が町は美術品」という認識があればこそ。

一般の住宅地や商業地で、ただただ作り手の美意識を守る為に、「あれはするな、これはするな」と制約を設けられたら、住民の不満も高まりますよね。

そう考えると、建築の仕事は、「作って、受け渡し」で完結するのではなく、そこから続く、何年、何十年の快適性も含めて「創作」と言えるのかもしれません。

その上で、万民に愛される建築物が、時を超えて、受け継がれるのだと思います。

「凄い部屋の会」は凄い #0024

『ばかけんちく談話室』は、1995-2007年にかけて、古井亮太氏が運営されていた『ばかけんちく探偵団』に設置されていた掲示板です。詳細は「ばかけんちく談話室について」をお読みください。
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