物事が成就するための、三つの力 【意思、運、時機】

私ね、物事が成就するには、三つの力が働くと思うの。

意思と、運と、時機よ。

どれほど能力があっても、条件に恵まれても、時機が合わなければ、完全には成らないわ。

だからといって、人が意思もって行動することが決して無駄とは思わない。

誰かが動かぬ水面に石を投げ入れるから、そこに波動が生まれ、遠くまで広がっていく。運は風、時機は潮よ。

こうしている間にも、運命の女神は、あなたの意思に適った運の機を織り上げていく。

それが何時、完成するかは分からないけれど、一緒に時を待ちましょう。

趣旨には賛同して頂いているのだもの。きっと、ふさわしい時機に、ふさわしい何かが訪れるわ。

海洋小説 《曙光》 MORGENROOD 第四章『ウェストフィリア・深海調査』

潜水艇からの実況中継に向けて、段取りに四苦八苦するヴァルターに対し、リズは「物事が成就するためには、意思と運と時機の三つが必要」と説きます。

本人に「やるぞ」という強い意思がなければ何事も始まりませんし、何かを始めても、運がなければ成就しません。

また運があっても、それを為すタイミングを見誤れば、せっかくの好機を逃がしてしまいます。

目標のスケールにもよりますが、物事を成すには、それにふさわしい時機があり、運が必要です。

が、それにも増して、大切なのは、何かを成し遂げようとする強い意思です。

意思がなければ、運が強くても、時機が好くても、何も始まりません。

意思に、運と好機が付いて来る、というのは、そういう意味です。

この記事を書いた人

石田 朋子のアバター 石田 朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。80年代サブカルチャーの大ファン。普段はぼーっとしたおかあさんです。昭和の名作漫画はほとんど空で台詞が言えるほどの元祖ヲタ。車と猫が大好きな東欧在住。サイトでは作品紹介ではなく、作品を題材とした文芸コラムを掲載しています。

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