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美というものは、本来、何かを欠いたものです

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美というものは、本来、何かを欠いたものです。完全な合理主義からは、美はおろかドラマも生まれてきません。

家出のすすめ (角川文庫)

『完全な合理主義』というのは、『世間の定型』に置き換えても分かりやすい。

多くの場合、『美』は様々な形で定義され、理想として植え付けられる。

そこからはみ出したり、質の異なるものは、美とみなされず、多くの人は「世間でいわれるところの美」を目指すものだ。

だが、果たして、完璧なもの、好ましいものだけが美であろうか。

影を伴うもの、どこか欠けたもの、気味の悪いもの、アンバランスなもの、人を不安な気持ちにさせるものにも美は存在するのではないか。

見た目が完璧なものや好ましいものは、確かに美麗な印象を与えるが、真の美しさは、見る者の想像力によって生み出されるのではないだろうか。

※ この一文は両手いっぱいの言葉―413のアフォリズム (新潮文庫)にも収録されています。

シンガーソングライターの小椋佳は定年まで銀行員を勤め上げた。
人の心に触れる曲を作るには、人間社会との関わりが不可欠であることを知っていたからだ。
売れっ子でも、だんだん作品がつまらなくなるのは、内輪の世界に閉じてしまうから。
パートやボランティアや結婚生活等で人間社会の勉強を続けているアーティストは長続きする。

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海洋小説『曙光』MORGENROOD

宇宙文明の根幹を支える稀少金属『ニムロディウム』をめぐる企業と海洋社会の攻防を描く人間ドラマ。生き道を見失った潜水艇パイロットと、運命を握る娘の恋を通して仕事・人生・社会について問いかける異色の海洋小説です。
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