40代はもう怖いと思わない

『40代は最高』もう怖いと思わない キャメロン・ディアスのインタビューより

40代になっても若く美しく見られたい。

年を取って劣化するのが怖い・・という人、けっこうありますよね。

若い時分に、年配の女性をジロジロ眺めては、「シミ・シワだらけ」「白髪がある」「贅肉ダボダボ」みたいに嘲笑っていた人ほど、恐怖心もひとしおかもしれません。

自分たちが小馬鹿にしていた「オバサン」に、いよいよ自分自身がなるわけですから。

逆に、「老いは避けられないもの。年齢を重ねてこそ身に付く美しさもある」と理解し、それなりに敬意を払っていた人は、さほど抵抗はないでしょう。

何故なら、世の中には、人間の価値や美徳を正しく理解する人もいることを知っているからです。

侮蔑には侮蔑。

尊敬には尊敬。

自分が他人に与えたものが、いつか自分に返ってくるという点で、この世は公平ですね。

老いて醜くなった自分を、周囲が嘲笑っているのではない。

あなたが、老いて醜くなった人を、嘲笑ってきたのです。

それが今、自分自身に投影されているだけ。

いつの世にも、他人の衰えを指さして嘲笑う人はありますが、そういうのは放っておきましょう。

その人もまた年を取れば、同じ苦しみが返ってくるだけ。

それより、いい方に考えた方がいいですよ。

今の40代は、昔の30代くらいに、身体も気力も若々しいですから。

*

女性の40代について、女優のキャメロン・ディアスさんがCNNのインタビューで味のある回答をなさってました。

キャメロン・ディアス、40代は「最高」
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35050270.html

ディアスは8月30日で42歳。

インタビューでは「41歳の自分が大好き」「恐怖心とか、たくさんのくだらない物がはがれ落ちる最高の年齢。女性はこの年になると物事の進め方が分かったり、そんなことにはこだわったりしなくなる。もう怖いとは思わなくなる。男性がどう思うかなんて気にしない。時がたつと恐ろしいことが起きるという不安はなくなる」と語った。

今もキャリア第一のディアスだが、私生活でも今の自分に満足しているという。
子どもを持たない理由は「仕事があまりに増えるから」。

「自分の傍らに自分が責任を持つべき命を持つということを、私は選ばなかった」「私にはその方がやりやすかった。赤ちゃんは1日中、毎日18年間(の育児が必要)。赤ちゃんを持たない方がずっと事が簡単になる。でもそれは簡単に決められることではなかった」と振り返る。

「誰かを守るのは好きだけれど、母親になりたいと強く思ったことはない。ほかの誰よりも簡単にそうでいられた。人生につらい時がなかったわけではないけれど、私は私」「今は自分にとってうまくいっていると思う。たくさんのことをやってきたし、もう気にしなくなったから」

キャメロンみたいに、美容と痩身に億単位のお金をかけることができて、女優としても大成功を収めたセレブだから、こんな事もサラリと言えるんだろうな、という部分もありますが、『もう気にしなくなった』というのはその通り。

余計なプレッシャーや競争心が無くなって、自分が本当にやりたい事、やるべき事が明確になり、「心おきなく集中できる」というのが、40代以降の大きなメリットだと思います。

今までは目の前にいろんなご馳走が並んでいて、「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」と迷う状態。

中途半端に未来があり、中途半端に可能性があるから、どうしても欲深くなるし、計算高くもなる。

和食、中華、洋食、エスニック、この中から一つ選べと言われたら、誰でも迷いますよね。

ところが、40代にもなると、人間の選択肢はうんと狭まってきます。

仕事をしていれば、そんな簡単になげうつことはできないし、結婚・出産していれば、自分の好きに何かを始めたり、ライフスタイルを変えたり、ということも出来なくなる。

気分的にも、体力的にも、ガクンときて、「人生、まだまだこれから」と言われても、「何を言ってるのよ、もう半分過ぎたわよ」という絶望的な気持ちにしかならないでしょう。

が、逆の見方をすれば、他に選択肢がない分、《欲》や《見栄》が削げ落ちます。

よそ見する機会もなく、今、この場で勝負する以外になくなるから、かえって、自分にとっての『これ』に全力をかけられるようになるんですね。

とあるニュースサイトに載っていたコラムによると、これが50代になると、いっそう縛りから解放され、精神的に自由になるそうです。

いろんな意味で、欲や迷いから洗われて、自分の「核」が見えてくるのが40代かもしれません。

まさに『不惑の年代』です。

初稿 2014年9月12日

Tags: , ,

Note of Lifeの関連記事

三原山 伊豆大島 登山道

伊豆大島の観光を100倍楽しむ、伊豆大島へ行こう! 車なしでも楽しめる短期滞在のコツ 夏期・海水浴編もご参照下さい。 三原山といえば、私ぐらいの世代には、1986年の噴火が今も生々しく記憶に残っています。 あのぅ……これって、ハワイじゃない […]

Florentina Pakosta Forming Men Society

日本ではほとんど知られていない、美術家 Florentina Pakosta (フロレンティーナ・パコスタ)のエキシビション(ウィーン・アルベルティーナ美術館)より。 芸術分野における女性差別に反抗し、ひたすら男性を観察し、細部にわたって描 […]

植村直巳 冒険

とうとう全てに躓き、海辺でこれまでの行いを内省しながら思う。一生懸命、勤勉、、向上、頑張り、絶え間なく努力する人は少なくないが、一見、向上心に溢れるように見えて、その実、何かから逃げ回っているかもしれない。