ギリシャ神話&キリスト教– category –
ギリシャ神話やキリスト教の名場面を西洋絵画を用いて紹介。映画や絵画の雑学も取り入れた文芸系コラムです。
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ギリシャ神話&キリスト教西洋美術の入門書 カワイイから本格派まで、イラスト付きで読み解く
美術関係の本を集めてみました。美術というと敷居が高いように感じられるかもしれませんが、美術、特に西洋絵画が分かれば海外旅行の面白さも倍増します。今までルーブルやオルセーのような有名美術館に足を運んでも退屈なだけだった方も、「どこか外国に... -
ギリシャ神話&キリスト教クリスマスとイエス・キリスト ~真理は、あなた方を自由にする
この方は、人類のあらゆる罪を一身に背負うために、この世に現れたのだ。ご覧、あの十字架に、世界中の苦痛がのしかかっているようではないか。これは終わりではない。始まりだ。いずれ、世界中の人々がこの方に付き従って行くだろう -
ギリシャ神話&キリスト教ゲッセマネの園 イエス・キリストの苦悩
十二人の弟子たちと最後の晩餐を終えたイエスは、弟子のペトロ・ヤコブ・ヨハネを連れて、ゲッセマネの園に向います。イエスは天の父に祈りました。「父よ、できるなら、この杯を私から取りのけて下さい。しかし、私の望みからではなく、あなたの御心のままに」。自らの運命を知るイエスの決意と葛藤が感じられる名場面です。 -
ギリシャ神話&キリスト教人間の想像力は悪に傾きやすい
ずっと以前、カウンセラー講座に通っていた時、心理学の先生から面白い話を聞いたことがある。悪役専門の俳優さんが、新境地を開く為、善良な役を引き受けるようになったら、舞台は好評にもかかわらず、私生活ではノイローゼになってしまった、という話だ... -
ギリシャ神話&キリスト教エロス(クピド)とプシュケの物語 『蝶』は魂の昇華の象徴
ギリシャ神話のエロスは恋の矢で過って自分自身を傷つけ、プシュケに一目惚れします。アポロンの神託を利用して二人は結ばれますが、エロスは自分の姿を決してプシュケに見せようとしません。不安に感じたプシュケはエロスの寝姿を覗き見、怒ったエロスは飛び去ってしまいます。エロスを恋い慕うプシュケはアフロディテの様々な難問に挑み、ついにはエロスと結ばれ、神々の仲間入りをします。プシュケの象徴は蝶、魂の昇華を表します。 -
ギリシャ神話&キリスト教初めに《御言葉》があった。《御言葉》は神であった
ヨハンネスによる福音 《御言葉》が人間となった初めに《御言葉》があった。《御言葉》は神とともにいた。《御言葉》は神であった。このかたは、初めに神とともにいた。神はこのかたによって万物を造った。造られたもので、このかたによらないで造られた... -
ギリシャ神話&キリスト教「ゲッセマネの祈り」と「男は死んでも櫻色。」(三島由紀夫)
男は死んでも櫻色。切腹の前には 死んでも生気を失わない様に頬に紅をひき、唇に紅をひく作法があった。敵に封じて恥じない道徳は死の後までも自分を美しく装い自分を生気あるように見せるたしなみを必要とする。イエス・キリストのゲッセマネの祈りと共に。 -
ギリシャ神話&キリスト教人生に大切な三つの『L(エル)』Lord(道)Love(愛)Life(人生)
ヘブライ語で EL と書けば、「至高者=神」表わします。LORD = 主、道、指導者。LIFE = 生命、人生、生活。LOVE = 愛の象徴。LOVEから生まれ、LOVEに支えられるのがLIFEです。人間が生きていく上で一番大切なこと、それは自分が望まれてこの世に生きていると確信することです。 -
ギリシャ神話&キリスト教『オイディプス王』と精神的な親殺しについて
心理学者にして文人でもある河合隼雄氏の名著『家族関係を考える』とギリシャ悲劇『オイディプス』をベースに、思春期の子供の自立と内面的な親殺しについて綴るコラム。 -
ギリシャ神話&キリスト教我に触れるな Noli Me Tangere マグダラのマリア(ティツィアーノの名画より)
聖書とキリスト教において謎と魅力に満ちた女性、マグダラのマリア。ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』ではイエスの妻とされていましたが、真偽はともかく、深い心の交流があったのは確かでしょう。イタリアの巨匠ティツィアーノの名画を交えながら感動的な再会の場面『我に触れるな(ノリ・メ・タンゲレ)』について解説。 -
ギリシャ神話&キリスト教上昇する生 クピド(エロス)とヴィーナス(アフロディーテ)
海の泡から生まれた美と愛の女神ヴィーナスと息子エロス。エロスはまた上昇する生の象徴でもあり、所有と欲望の愛に突き動かされていきます。ロマンティックなギリシャ神話の世界を西洋の名画と共に綴るエッセー。 -
ギリシャ神話&キリスト教正しいことのために苦しむ ~悩むのは良識がある証拠 《ペトロスの手紙》より
みんな心を一つにし、同情し合いなさい。兄弟を愛し、あわれみ深く、謙虚になりなさい。悪に対して悪をもって、あるいは侮辱に対して侮辱をもって報いてはなりません。むしろ、祝福を祈りなさい。神は、祝福を受け継がせるためにあなたたちをお召しになっ...
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