コラム子育て・家育て– category –

思春期の子供の自立と親子関係。幼児育児の悩みとママの気持ちについて綴ったコラム集。電子書籍の購入者向けの限定コンテンツです。
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コラム子育て・家育て悩まない育児 ~その『悩み』に愛はありますか?
自分が「こうあるべき」「こうなって欲しい」と思い描くことは、本当に子供にとってありがたい愛情なのか。むしろ、そう願うことが、逆に子供を苦しめているのではないか。本来、愛に悩みはない。欲が消える。愛することは、待つこと。育児の悩みを突き詰めれば、実は親のエゴだったりします。 -
コラム子育て・家育て『自信たっぷりに育てられたら、子どもだってたまらんさ』(吉田秋生のカリフォルニア物語より)
世の中には自分の教育法を疑いもしない親が少なくないですが、自分の方針を疑うことなく、自信たっぷりな親は、子供ではなく、自分自身を愛しているのです。その自己愛は、いずれ子供にも伝わり、子供の心を深く傷つけます。自分の親から愛が感じられない子供は、自分の存在意義が感じられず、心が壊れていくのです。 -
コラム子育て・家育て親子の間にも距離は必要 ~ヤマアラシのジレンマから学ぶ
親子といえど、心をもった、一対一の人間関係。くっつきすぎても、離れすぎても、心は温まりません。ショーペンハウワーの寓話『ヤマアラシのジレンマ 」のように、子供と適切な距離をあけてみませんか。物理的に距離を置くことで、逆に解り合えることもあります。人間関係の適切な距離は、いっそう愛と信頼を深めるものです。 -
コラム子育て・家育て子供の自立は罪ではない ~親子関係は『距離』が解決することもある
親から離れることが叶っても、親の影は一生ついて回ります。辛い記憶も、憎しみも、心からすっかり払拭されることはないでしょう。それでも人は光に向かって進むことができます。怒りや憎悪に生きるより、生き甲斐や悦びや友情を大事にした方が、うんと幸せだと思いませんか。 -
コラム子育て・家育て人生は最後まで生きてみないと分からない
人生とは絶えず変化し、その行く先は誰にも分からないものです。70代になっても、80代になっても、明日何が起きるのか、誰にも分からないのが人生です。最初の十数年だけを見て「こうだ」と決め付けるのは早急です。今年は無理なことも来年には出来るようになっているのが人の世であり、人生の面白さです。 -
コラム子育て・家育て精神的親殺しとは何か 子供の自立と親子対決 ~河合隼雄の著書【家族関係を考える】より
世の中にこれほど『親死ね』『殺したい』を願う人が存在するのも一驚でしょう。何も知らない人が見れば、誰も彼もが殺意を抱いているのかと恐怖を感じるかもしれません。しかし、こうした人々は本気で親の死を願い、殺す方法を模索しているのでしょうか。その理由について考察することが、親子関係をやり直すきっかけとなり、子供の救いとなります。 -
コラム子育て・家育て子どもの許しはいつ訪れるか ~親殺しと再生について
子どもが真の大人になるためには、内面的な母親殺しや父親殺しをやり遂げねばなりません。それは決して恨みや憎しみではなく、親の定めた規範や価値観を乗り越えることです。内面的な親殺しに失敗すれば、子供は「自分が死ぬか、親を殺すか」という気持ちに追い込まれ、精神的自立に失敗するのです。 -
コラム子育て・家育てその正論に愛はありますか ~正しいだけの親は要らない
絶対的正義の立場に立って物を言えば、誰にも非難されることなく、相手をやり込めることができます。正しい事だけ、こんこんと言い聞かされても、何の救いにもなりません。「思いやりのない正しさは、時に相手を追い詰め、自尊心を著しく傷つけます。 -
コラム子育て・家育て人生は誰に出会うかで決まる
人生の大きな流れは本人の能力や努力とは離れた「人との出会い」で決まります。いい出会いがなければ、どれほど優れた才能も活かされずに終わるし、凡庸な人でも良い上司や仲間に恵まれたら大きな成果を上げることができます。心を磨き、礼節を重んじ、強力なパートナーに見込まれることも大事な才能です。 -
コラム子育て・家育て心の問題は、何度でも、何度でも、克服する
心が再び呪いに囚われかけても、自分のことを弱いとか卑怯とか責めてはいけません。長い間、苦しんできたのです。そう簡単に影は追い払えません。それでも歩みを進めれば、だんだん心も強くなります。 -
コラム子育て・家育て鳴かぬなら それもまたよし 我が子なり ~松下幸之助流の子育て
経営の神様と言われた松下幸之助の人心術の極意は『鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス』でした。子育ても経営も同じ。鳴かない鳥の頭を叩いたり、強く言って聞かせても、親の思い通りに鳴くわけではありあません。幸之助氏のように、鳴くまで、待ってみませんか。 -
コラム子育て・家育て「自己主張」と「ワガママ」の違い
子供は、泣いて、わめいて、大人の手を煩わせるのが仕事。それでもありのままを愛するのが大人の仕事。子供の時ぐらい、「あれイヤ、これ欲しい」、好きなだけ言わせてね。大人になったら、言いたいことも言えなくなってしまうから。「自己主張」と「ワガママ」は違います。それを見極めるのも愛の一つです。