寺山修司
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寺山修司

寺山修司の詩・戯曲・コラムからお気に入りの作品や引用を紹介。『詩を作るより、田を作れ』という名言に集約される文人スピリットに即した文芸コラムです。

  • 2020年5月29日

人生というのは、いつ始まるのだろう

泥水すすって、初めて知る世間もあり、生きていくということは、実に奥深い。奥深いからこそ、子供には第二の誕生が必要で、二度目に生まれた時には、人生はただ苦痛なものではなく、不様でも生きるに値するということが、ようやく分かってくるのである。

  • 2020年5月9日

革命を遠くから見ているだけでは何も変わらない

「目玉なんて何もなりゃしない。革命を遠くから、見ているだけだ。大切なのは心臓だけだ」革命を遠くから見ているだけでは、何も変わらないし、何も身に付かない。革命は、その中に身を投じて初めて、自身の歴史となり、人と世界を動かすものである。

  • 2020年5月29日

親に人生の主権を握られるな

精神的な親殺しにしくじると、子供は自分の死を考えるようになる。 最悪、肉体的な死をもって、激しい苦悶にけりを付けようとするだろう。 だが、それは本当に親の望みだろうか。 子供を永久に喪っても、貫くべき […]

  • 2020年4月10日

『子供と大人の境界線はどこですか』 #『質問』の答え

それは親を一人の人間として赦せた時です。 『子供』の目には、親はどこまで行っても『親』でしかありません。 だけども、心が成長して、子供と大人の境界を越えると、親を一人の人間として理解し、受け止められるようになります。 ああ、この人も、弱さ、脆さをもった、一人の人間なんだな、と。

  • 2020年3月30日

『一日何回 空を見上げますか』 #『質問』の答え

見上げても、見上げても、答えは訪れず。 にもかかわらず、人が空を見上げるのは、まだ心のどこかで大いなる存在を信じているから。 いつか、その恵みが自分にも訪れることを願って、雲の向こうに幸いの兆しを探すけれど、百年待っても、そんなものは見えやしない。 自分にだけ特別な光が降り注ぐなど。

  • 2020年5月29日

生まれた時代が悪いのか、それとも俺が悪いのか ~ガラクタでも輝けた1960年代

「生まれた時代が悪いのか、それとも俺が悪いのか。何もしないで生きてゆくなら、それはたやすいことだけど」。若者が権力に逆らった時代でもある1960年代の追想と、スポーツ界の敗者について綴るコラム。ガラクタでも光り輝ける時代の寛容さと現代の厳しさ。

  • 2019年11月18日

他人の首に剃刀をあてられるのは、他人に信用されているから

いまの時勢みたいに人が信用できなくなってるときに、他人の首にじゃりじゃりっと剃刀をあてる仕事をしていられるのは、自分が他人に信用されているからだと思ってるのさ。な、そうだろう。誰だって仇の剃刀に自分の喉をあずけっこねえやな。信用ってことが何より大事な世の中じゃねえか

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海洋小説『曙光』MORGENROOD

宇宙文明の根幹を支える稀少金属『ニムロディウム』をめぐる企業と海洋社会の攻防を描く人間ドラマ。生き道を見失った潜水艇パイロットと、運命を握る娘の恋を通して仕事・人生・社会について問いかける異色の海洋小説です。
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