「自分に自信をつけたい」という人は多い。
自分に自信があれば、しょうもないことにクヨクヨせず、もっと堂々と、強く生きられる気がするからだろう。
ところで、なぜ自信が欲しいのか、と問えば、『人に嗤われて、傷つくのがこわいから』。この一言に尽きると思う。
本当の自分を見せたら、嫌われる。
弱みを見せたら、バカにされる。
そういう他人に対する恐れ、あるいは不信感があるから、何をやっても、誰と居ても、「気持ちが落ち着く」「のびのびする」ということがないのだと思う。
そこで、ある人は「あと3キロ痩せれば」「美肌になれば」「英語がペラペラになれば」と考え、エステに通い、英語教室に通い、とにかく人より秀でたものになろうとする。バカにされないように、自分を認めさせられるように。
でも、それは、「優越感」であって、自信じゃない。
人より優れた何かになれば、他人の一言にビクビクする気弱な私は居なくなる──と思ったら、大間違い。
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