エコグラウンド ジオグラウンド

人工地盤と緑化堤防 ~インプラント工法と地盤造成の技術

エコグラウンド ジオグラウンド

人工地盤と緑化堤防について

未曾有の大洪水によって壊滅的な打撃を受けた干拓地・フェールダム。

ヤンとヴァルターを中心とする復興ボランティアの必死の努力により、大地に徐々に緑を取り戻しつつあったが、再建を急ぐ自治体と地元経済界の思惑が結びつき、一帯をモダンなリゾートにリビルドする臨海都市計画が持ち上がる。

昔ながらの干拓地の再建を望む元住民から強硬な反対の声が寄せられ、対応に窮した自治体はに再建コンペの開催を企画するが、最初から結論ありきの出来レースに過ぎない。

住民無視の自治体にますます不信感をつのらせるヴァルターは、ヤンと共に、再建コンペの参加の決意を固め、人工地盤とインプラント工法を用いた緑化堤防のアイデアで、世界的建築家に真っ向から挑む。

関連のあるエピソード → 建築家の詭弁と住民無視の再建計画 一人の意思もった人間として抗う

このパートは『海洋小説『曙光』(第一章・運命と意思)』の抜粋です。
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【リファレンス】 人工地盤の技術 エコグラウンドについて

「ジオグリーン」および「緑の堤防」のアイデアは、(株)技研製作所の「エコグラウンド」をモデルにしています。(*会社の承認を得て作中で使用しています)

https://www.giken.com/ja/wp-content/uploads/2015/10/advertising_leaflet_20110725.pdf
エコグラウンド ジオグラウンド

作中に登場する「インプラント工法」も(株)技研製作所の技術にヒントを得ています。
インプラント工法

オランダの堤防は芸術的に美しい。
「God schiep de Aarde, maar de Nederlanders schiepen Nederland(世界は神が創ったが、ネーデルラントはネーデルラント人が作った)」の言葉通り、国や地元民が一体になって治水と国土作りに打ち込んでいるのがいい。

オランダ 堤防

土木好きにはこたえられない、ダイナミックな風景が広がります。北から南にドライブすると、キーウェストに勝るとも劣らぬ、ブリッジ、ブリッジ、ブリッジの連続で、壮快です。

私も初めてオランダを訪れて、道路より高い位置をボートが航行したり、運河の下にトンネルがあって、川を渡るのではなく、水路の下をくぐる……というのをの目にした時は衝撃を受けました。でも、、一番ぶっ飛んだのは、堤防の高さと干拓地の二階の屋根の高さが同じで、ほんとに水面より低い位置に土地があるのを実感した時。『低地』というのは知ってたけど、ここまで「平らで低い」とは想像だにしませんでした。でも、皆さん、よほどどこの土地が好きなんでしょうね。そりゃもう、郊外に行くと、天の果てみたいな水と緑の風景が広がっていますから、何度水害に襲われても、この土地に戻ってきて、「次はもっと頑丈な堤防を作ろう」と必死で闘ってきた人々の気持ちは理解できます。

海洋小説 《曙光》 MORGENROOD 『上巻』
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稀少金属『ニムロディウム』の発見により、宇宙開発技術は劇的に向上するが、世界最大のニムロデ鉱山がファルコン・マイニング社の手に落ちたことから一党支配が始まる。 海底鉱物資源の採掘を目指すアル・マクダエルと潜水艇パイロットのヴァルター・フォーゲルとの出会い、採鉱プラットフォーム、治水と復興ボランティア、海洋情報ネットワークのエピソードを収録。

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海洋小説『曙光』MORGENROOD

宇宙文明の根幹を支える稀少金属『ニムロディウム』をめぐる企業と海洋社会の攻防を描く人間ドラマ。生き道を見失った潜水艇パイロットと、運命を握る娘の恋を通して仕事・人生・社会について問いかける異色の海洋小説です。
Kindle Unlimited、Googleブックスで公開中。無料PDFもダウンロードできます。

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