よく言われることですが、「気が強い」と「心が強い」は違いますし、「心が強いから、傷つかない」というものでもありません。
失敗して落ち込んだり、前向きになれない時、人はよく「もっと強くならなきゃダメだよ」と言いますし、本人も「もっと強くなりたい。強くなって、傷ついたり、動揺したり、苦しみのない人生を送りたい」と願ったりするものですが、人間の心における『強さ』とは、「Power」ではなく、「accept」や「take」に近いと思います。
皆さんは「強い人」というと、どんなキャラクターをイメージしますか?
嫌なことを言われても、ズバっと言い返せる人?
理不尽なことを要求されても、堂々とNoが言える人?
難しいことを請け負っても、弱音を吐かず、最後までやり遂げる人?
見るからに「負けない」「挫けない」「落ち込まない」、いつも堂々として、言いたいこともハッキリ口にするタイプの人は強そうでいいな、と思うでしょうね。
そして、実際、そういう人は「心が強い」のかもしれません。
でも、本当の「心の強さ」は、負けないことや落ち込まないことの対極にあるのではないです。