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Scrivener 高機能アウトラインプロセッサ・基本の使い方

Scrivener 3 Windows版は、4月21日にリリース予定でしたが、6月になっても、まだリリースされていません。 まだBeta版でバグが出てるみたいです。
Scrivener 3より、日本語メニューが実装されますが、旧バージョンのScrivener1.0系でも、翻訳ファイルを置き換えれば全てのメニューを日本語化することができます。詳しくは、Scrivener 3 日本語化メニューのガイドをご参照下さい。 (新バージョンに合わせて、翻訳ファイルもリニューアルしています)
Scrivenerの試用と3.0系無料アップデート権について
購入も視野に入れた試用であれば、現行の1.0系をおすすめします。30日間の試用が可能です。 新規購入者であれば、3.0系への無料アップデート権が付いています。 プロダクトの紹介とダウンロードは公式サイトからどうぞ。 https://www.literatureandlatte.com/
目次

Scrivenerについて

Scrivenerは、海外で非常に評価の高い、高機能アウトラインプロセッサ&エディタ&コルクボードです。


Scrivener. Y'know - for writers.

WORDや一太郎にない機能は次の通りです。(これ以外にもいろいろあります)

テキスト編集のみならず、章立てに便利なコルクボードやアウトライナーを備え、文章構成を一目で理解しやすい
・ 文字装飾、ハイライト、リンク挿入、画像挿入など、高機能なリッチテキスト・エディタを備えている。
・ パートごとに、脚注、コメント、参照、キーワードなどを設定することができる
・ 手軽にメモがとれて、エディタに流し込める、スクラッチパッドが付いている
・ 作業画面のレイアウトやアイコン、フォルダなどを自由にカスタマイズできる

こんな方に向いています。

・ 論文や小説など、階層の多い長文を執筆している。
・ パートごとに、資料、メモ、脚注、シンプシス、スクリーンショットなど、資料を効率よく管理したい。
・ 文書の俯瞰性を高めたい
・ プロットの構築を学びたい

デメリットは次の通りです。

・ 縦書きに対応していない
・ 日本語環境では正常に動作しない機能も多い(辞書、ネームジェネレーター、文字カウント、紙やPDF以外の出力など)
・ フォルダやテキストノートが増えてくると、一覧性も低下して、ストレスが溜まってくる(一太郎のシート機能の方が分かりやすい)
・ 日本語のヘルプやサポートは無い(英語で自己解決できる人向き)


→ 大きな画像で見る
Scrivener概要

ライティングツールの使い分けについては、こちらの投稿をご参照下さい。
Scrivenerは、あくまで、アウトラインプロセッサの位置づけで、下書きと仕上げは、秀丸エディタや一太郎をおすすめします。

一太郎、秀丸、Scrivener、Evernote、Rightnoteのメリットとデメリット

以下、無料体験版のインストールから基本操作まで、解説しています。

なお、Windows版3.0系にアップデートしても、これらの基本的な操作やインターフェイスは変わりません。

[outline]

インストールと新規作成

無料体験版のインストール

公式サイトにアクセスして、DOWNLOAD FREE TRIALから試用版をダウンロードします。
30日間、全ての機能を無料で試すことができます。
30日間を過ぎて、購入しない場合は、通常の手順でアンインストールすればOK。

あわせて読みたい
Literature & LatteThe home of Scrivener and Scapple writing apps.

無料お試しのダウンロード

ダウンロードしたら、Scrivener-installer.exeをクリックして、「Next」で、どんどんインストールを進めていきます。

インストールが完了して、アプリを立ち上げると、次のようなメッセージが出るので、「Continue Trial」で、試用版を選択します。

Continue Trial

新規プロジェクトの作成

アプリを立ち上げると、「新規プロジェクト」の作成ダイアログが出ます。

英語のサンプルは必要ないという方は、Blankから初めて下さい。

Save as ・・「名前を付けて保存」
Where・・「保存場所」 Browse・・「保存場所の参照」
Createで作成します。

新規プロジェクトの作成

文書の編集を始める

まず最初にアプリ全体のUIを設定します。メニューのフォントスタイルや色、フォントサイズを設定することができます。

Tools → 設定(Options)→ Appearance を選択。

最初は適当にMeiryo UIでも入れておきましょう。その後、インターフェイスに慣れてきたら、細かくカスタマイズします。

フォントの設定

次に『エディタ』を選択。

非常に分かりにくいですが、赤枠で囲んだ「A」が、フォント設定のメニューです。

エディタの設定

「A」をクリックすると、フォント設定のダイアログが表示されるので、好きなフォントを適当に選んで下さい。
私のおすすめは教科書体です。

フォントの設定

次に、「1.0X」で、行間を調整します。(Uの隣)

「More」をクリックすると、Line Spaceの設定画面が現れるので、『At』に、1.1でも、1.2でも、好きな値を入力します。

必要なら、Indentation(インデント)、Spacing(スペース)も調整して下さい。

行間の調整

Editor Optionはデフォルトの状態でチェックが入っていますが、初心者にはほとんど必要のないものばかりです。

ちなみに、Use block insertion point は、カーソルのことです。
ブロックみたいに太いカーソルが好きな人は、チェックを入れて、横幅を調整のこと。(アルファベット圏は、i や l と見間違える人が多い)

次に、「Default Zoom」のパーセンテージを調整します。

Scrivenerには、各エディタにフォントの大きさを調整する機能が付いており。そのデフォルト値を指定します。
(フォントサイズの絶対値ではなく、あくまで見た目です)

次に、スペルチェック機能をオフにします。

Corrections を選択して、Check spelling as you type のチェックを外します。日本語には不要です。

スペルチェックをオフにする

とりあえず、これだけ設定したら、テキスト入力を開始することができます。

あとは必要に応じて、「Backup」や「全般」を設定して下さい。

基本の作業用レイアウトを調整する

Scrivenerでは、最大3画面、縦分割、横分割が可能です。

詳しくは、Scrivenerをプロット構築と資料整理に使う方法を参照して下さい。

エディタ(1画面)

基本のシンプルなエディタ画面。

エディタ 一画面

コルクボード(1画面)

コルクボード 一画面

アウトライナー(1画面)

アウトライナー 一画面

画面を縦分割する

画面を分割する場合は、右端の「Vertical Split」か「Holizontal Split」のアイコンをクリックします。
1画面に戻す時は、「No Split」アイコンが自動的に表示されます。

エディタ 画面分割

コルクボードとエディタ

コルクボードとエディタ 二画面

アウトライナーとコルクボード

アウトライナーとコルクボード 二画面

Inspect + 3画面

各パートのInspect(情報ウィンドウ)を追加して、最大3画面まで拡張できます。

Inspectを追加した三画面

レイアウトの保存

お気に入りのレイアウトを保存することができます。
Window → Layouts → Layouts Managerで保存します。

レイアウトの保存

編集画面を固定Lockする

それぞれの画面(パネル)を固定して、じっくり編集したい場合は、

View → Layout → Lock in Place

パネルが固定されると、タイトルの背景が赤色になります。うっかり「前のドキュメントに進む」をクリックしたり、操作を間違えても画面が移動しません。

画面のロック

コルクボードの設定

Tool → Option → Corkboard で、カードの操作とデザインを設定。

コルクボードの設定

Appearance で、コルクボードやバインダーなどの色合いとフォントを設定。

コルクボードの表示

コルクボードの配置、カードの大きさは画面右下角の■アイコンをクリックして、ダイアログで設定。

コルクボードの間隔を調整

ラベルとステータスを付ける

各パートについて、「アイデア」「下書き」「完成稿」などラベルを付けておくと便利です。

ラベルを付けたいエディタもしくはコルクボードの画面で右クリックし、LabelとStatusを設定します。

デフォルトの名称や色を変えたい場合は、文字の上でダブルクリックすると編集可能になります。

ラベルの設定

ラベルの設定

ステータスの設定

テーブルの挿入

テーブルを挿入したい場合は、Format → Table を選択。
Table Propertiesで列や行の下図、罫線の太さ、色などを調整します。

テーブルの挿入と設定

イメージの挿入

画像を挿入したい場所で右クリックし、Insert Image で画像を選びます。

画像の挿入

画像の大きさを編集したい時は、画像の上で右クリックし、Edit Image... からサイズを調整します。
色彩やエフェクトなどは変えられません。

画像の編集

画像の編集

テキストにハイライトカラーを付ける

ハイライトを付けたいテキストを選択し、右クリックで色を選びます。
カスタマイズ色の登録はできないみたいです。
最後に使った色がツールバーに登録されるので、次も同じカスタマイズ色を使いたい場合は、ハイライトツールを利用しましょう。

テキストのハイライト

ハイライトツール

スクラッチパッドでアイデアを書き留める

編集中に、文脈とは関係無いことを思いついたり、何かの参考をクリップしたい場合はScratch Padが便利です。

Tool → Scratch Pad で呼び出します。

スクラッチパッド

保存場所は General → Scratch Pad Location で指定。

スクラッチパッドの保存場所

ファイルとフォルダのアイコンを変える

フォルダやファイルの種類が分かりやすくなるよう、アイコンを変更します。

変更したい項目の上で右クリックして、Change Iconを選択。

フォルダアイコンの変更

メニューの最下部、Edit Iconから好きなアイコンを追加することができます。
基本、.icoファイルなら何でもいい感じ(その他の種類は試してないので不明ですが)。
サイズも自動的に圧縮してくれます。

アイコンマネージャー

コメント・脚注の挿入

編集中の文章にコメントや脚注を挿入することができます。

コメントを入れたい部分を選択して、Format → Comment で挿入します。

コメントの挿入

脚注も同じ要領で、Format → Footnote で挿入。

Informationパネルに表示する項目は、画面右、Comments & Footnotes の上のアイコン(6種類)で切り替えます。

脚注とコメント

高DPIの対応

Windows版1.0系は、デフォルトの状態では、高DPIのPCに対応していません。

Windows10の場合、次の場所から実行ファイルを探します。

C:Program Files (x86)Scrivener

実行ファイル(Scrivener アプリケーション)の上で、右クリックして、プロパティを開きます。

Scrivener実行ファイルを右クリック

プロパティの『互換性』から、『高DPI設定の変更』をクリックします。

プロパティの互換性

高DPIスケール設定の上書きで、「高いDPIスケールの動作を上書きします。拡大縮小の実行元」で『アプリケーション』を選択します。

その後、Scrivenerを再起動します。(設定を変えただけでは即時に反映されません)

高DPIスケール設定の上書き

これらの基本操作をマスターすれば、一通りの入力作業はできますので、英語メニューは初めての方も気軽にチャレンジして下さい。
その他のTipsはこちらもご参照下さい。内容はほとんど重複しています。
Scrivenerをインストールしたら最初に設定すること
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