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寺山修司

  • 2019年8月6日

「話し合い」より「黙りあい」

私は、現代人が失いかけているのは「話しあい」などではなくて、むしろ「黙りあい」だと思っている。 東京零年 インターネットの普及で、誰もが手軽に発信できるようになった今、この言葉が書かれた昭和の時代に比べたら、「話したい(=書きたい、表現した […]

  • 2019年8月6日

手紙は距離を感じさせるだけ

どんなツールが登場しても、人々は好ましいレスポンスを期待し、その度に裏切られ、孤独や疑念を増していく。応酬の手間が軽ければ軽いほど、待ち時間が短ければ短いほど、耐性も弱まり、感情も激しく振幅するようになる。

  • 2019年8月6日

それでも、蛍は光を灯しつづける

蛍の光で書物を読むのは、蛍ではなく人間である。 蛍は自分の光で、自分を照らすことなどできないし、その光で自らの道を照らすこともできないであろう。 それでも、蛍は光を灯しつづける。 さかさま博物誌 青蛾館 さかさまシリーズ (角川文庫) これ […]

  • 2019年8月6日

詩心とは世界と人を愛する気持ち 寺山修司 少女詩集

つきよのうみに いちまいの てがみをながして やりました / つきのひかりに てらされて てがみはあおく なるでしょう / ひとがさかなと よぶものは みんなだれかの てがみです 海は、それを見る人の心の鏡であり、それ自体が何かを物語るわけではない。だから、海をどう表現するかを見れば、その人の心が分かる。海が美しいのではなく、海を想う人の心が美しいのである。

  • 2019年8月6日

歴史を信じないものは歴史に復讐される

『歴史を信じない者』とは、自分に都合が悪いからと、あったことを無かったことにしたり、誇張したり、削減したり、一方的にストーリーを書き換えてしまうことをいう。それは一時期、物事を有利に運ぶかもしれないが、事実は事実として永久に変わらないのだから、いつかは自分自身が書き換えられ、糾弾されることになる。歴史に裏切られるというのは、そういう意味だ。真実は決して黙ってないのである。

  • 2019年8月6日

革命家はね、わき目をふっちゃいけないんだ

ぼくらが仕事していくには、まわりのものに目をくれていちゃいけないんだ。革命家はね、道端にひなげしの花が咲いてもそれにわき目をふっちゃいけないんだ。こうして、万人の為の活動が、いつしか自己の正当性をアピールする為の手段になっていく。

  • 2019年8月6日

本当は自由なんかちっとも欲しくないくせに

良も、自由に憧れるだけ、本当のところ、自分が何を為すべきか、この世に何が必要かなど考えちゃいない。自由という言葉がもつ開放的な響きに憧れているだけで、自分の立ち位置や本当の望みさえ分かってないような気がする。『自由』は他人に認めさせるものではない。己の中に深く静かに宣言するものである。