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アニメ&漫画

池田理代子&北斗の拳をメインに、好きな漫画やアニメについて紹介する80年代系漫画コラム。

  • 2019年3月23日

マリー・アントワネットの哀しみが心に流れてきた日

「私が一体、どんな悪いことをしたというの?」豪華絢爛なベルサイユ宮殿には、そんなマリーの戸惑いが今も漂っているようにも感じます。邸内も、園庭も、目を見張るほどに豪華だけど、どこか淋しい感じがするのは、落葉のぼんやりとした光を感じさせるからかもしれません。

  • 2019年3月15日

アイデアとは潜在能力 今は必要なくても、いつかは誰かが必要とするかもしれない with 大友克洋の『AKIRA』

どうして誰も欲しがらないと決めつけるんだい? 遠い将来、それこそ何世紀という未来、海面が著しく上昇して、海抜の低い島や沿岸のデルタ地帯に住み続けることができなくなった時、海のど真ん中でも建設可能な干拓都市の構想が必要とされるかもしれないよ.。今すぐ実現するかどうかは問題じゃない。それこそ君が言うような『空想ごっこ』を真剣に考え抜いた人がいたから、恒星間航行も可能になったんだ。

  • 2019年8月18日

『DEATH NOTE』 なぜ人を殺してはいけないのか

DEATH NOTEによって死神の力を手に入れた真面目な高校生・夜神ライトは、世直しと称して悪人の抹殺を繰り返すようになりますが、天才の探偵Lと警察に追い詰められ、最後は手当たり次第に邪魔な人間を殺害するようになります。「非凡な人間は法をも超える権利を有する」というドストエフスキーの『罪と罰』を現代にスライドした傑作から、人類の重要な命題について語るコラム。

  • 2018年11月17日

きょうだいは平等に愛せるか 『北斗の拳』アサム王と三兄弟のエピソードより

親の目には平等でも、きょうだい間には歴然とした上下関係があるものです。弟より兄、妹よりは姉の方が一日の長がありますし、周りにも重く見られたいのが人間の性分です。そのように兄(姉)として頼られ、『格』を尊重されるからこそ、弟(妹)を慈しむことができるのです。

  • 2019年8月5日

劇画家・池上遼一の妖艶な世界『近代文学名作傑作選』& 耽美傑作集『肌の記憶』

心卑しい天才絵師が、帝から命じられた「地獄変」の屏風絵を完成させるため、「世にも美しい女が火に焼かれて悶え死ぬところが見たい」と申し出たところ、帝の計らいで実現する。だが、絵師の目の前で火にかけられたのは、なんと彼が心から愛する一人娘だった……芥川龍之介をはじめ、山本周五郎、泉鏡花などの名作を官能的に描いた珠玉の短編集。

  • 2018年10月20日

プラハ『飢えの壁』 ~カレル4世とルイ16世

寒さで凍てついたベルサイユ宮殿の庭園を視察したルイ16世は「ちょうどよかった。パリから失業している男たちをあつめて、氷かきをやらせるといい。賃金をたっぷりはずんでな」と兵士たちに命じる。プラハではカレル4世が貧困に苦しむ庶民の為に必要のない巨大な壁を建設したといわれている。君主に必要な徳と社会の幸福に関するコラム。

  • 2018年12月1日

酒とバラの日々 オスカルさまとブランデー

結婚話をけってから酒浸りになったオスカル。彼女にとってのフランス革命とは、意識と生き方の革命でもあったというコラム。ジャズの名曲『酒とバラの日々』ペリー・コモの動画と歌詞を紹介、ポーランドのアルコール依存症の社会問題についても触れています。