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小説サイトにGoogle AnalyticsよりMatomoアクセス解析をおすすめする理由

Matomoアクセス解析とは
Matomoアクセス解析は、セルフホスティング型の本格的な分析ツールです。
自身のサーバーに解析プログラムを設置し、SQLデータベースを使って、解析データを収集します。

  • Googleサービスにアクセスしないので、サイト負荷が少ない(高速化に有利)
  • Googleに匹敵する解析能力を有し、個々の訪問者のページ推移まで確実に把握できる(欲しいデータが取れる)
  • 外部リンクのクリックや要素のダウンロードなど、イベントトラッキングが簡単(面倒なコード埋め込みは不要)
  • 訪問者のデータはサイトオーナーが管理するので第三者に漏れることがない(情報守秘)

なお、Matomo解析のポイントは記事の後半に紹介しています。
目次からジャンプして下さい。

目次

公式プラグイン VS 手動インストール

Matomoの導入方法は二種類あります。

  • 公式プラグインを使う
  • 手動で解析プログラムを設置する

公式プラグインを使う

WordPressから配布されている、Matomo公式プラグインを使えば、有効化 → 基本設定だけで、すぐに使い始めることができます。

WordPress.org 日本語
Matomo Analytics – Ethical Stats. Powerful Insights.
Matomo Analytics – Ethical Stats. Powerful Insights.Matomo is the #1 Google Analytics alternative that gives you full control over your data and protects user privacy. Free, secure, and open.

設定画面は英語ですが、複雑な設定は必要ありません。

最初に、Get Startedにアクセスし、接続ボタンをクリックしたら、自動的にmatomoの解析プログラムと連携して、アクセス解析が始まります。

一番最初のスクショを取り損ねたのですが、接続ボタンはハイライト表示されますので、とにかくクリックすればOK。
データベース情報などは必要ありません。

ちなみに、解析結果は、Reporting から確認することができます。

matomoの解析メニュー

matomoを有効化する

トラッキングコードの取得。

Default tracking
トラッキングコードが自動挿入されます。 Header もしくは Footer を選択します。

任意の場所に手入力する場合は、Enter manually を選択します。

トラッキングコード

トラッキングする項目を選択します。
RSSや404ページ、検索ページも選べます。

トラッキングの設定

WordPressを共同管理している場合は、役割に応じて、データ閲覧や設定変更を許可するか否かを選択することができます。
単独管理なら、NoneでOK。

ユーザーを追跡するか

Exclusions(除外)では、WordPress管理者のアクセスをカウントに含めるか否かを選択できます。

Traking filterは「カウントしたくない役割」です。

単独の場合は、全てチェックを入れておけば確実。
IP除外も有効です。

公式プラグインを有効化すると、WordPressのデータベース内に、27個のデータテーブルが作成されます。(初期状態)
解析データがどんどん蓄積されるので、放っておくと、データベース全体の容量が増大します。
通常、データベースのバックアップは、データベース全体を保存することになるので、バックアップファイルの増大を招く恐れがあります。
筆者の見解では、面倒でも、手動でmatomoを設置し、WordPressとは別に、解析用のデータベースを作成することをおすすめします。
あっという間に数十MBを超えますので・・

手動でmatomoを設置する

手動で設置する場合、管理用のパスワード、メルアド、IPの除外など、基本設定が完了するまでは、セキュリティ系プラグインを無効化することをおすすめします。セキュリティ・コントロールで、matomoのシステムに対するアクセスを拒否されることがあります。
FTPでアップロードしている間は無効化する必要はありません。

解析プログラムのダウンロード

Matomo公式サイトより、free版をダウンロードします。

ダウンロードページはこちらです。

Analytics Platform - Matomo
Download Matomo for free - Matomo Analytics
Download Matomo for free - Matomo AnalyticsTake back control of your data by installing the #1 open-source analytics platform Matomo yourself on your own server. 100% data ownership and user privacy.

なお、Matomo On-Premise(for free) と Matomo for WordPress の二種類がありますが、手動インストールは、On-Premise の方です

Matomoダウンロードページ

圧縮ファイルをダウンロードしたら、適当な場所で解凍します。

解析用プログラムはフォルダの中に入っています。

アクセス解析用プログラム

FTPでサーバーにアップロードする

ファイルの設置場所は、public_html直下です。

ディレクトリの名前は何でも構いません。(下図の場合、testの位置になる)

念の為、matomoは避けた方がいいと思います。

ファイルの設置場所

ファイルの数は、大小あわせて 8700以上あります。

一つでもミスしたら、接続エラーが生じて、先に進めなくなります。

無料FTP『FileZilla』のような高機能ツールを使って、全てのファイルを確実にアップロードして下さい。

バイナリ転送が必須

FTPで確認

FTP転送はバイナリモードが必須

アップロードとデータベース設定の手順は、下記のサイトでも詳しく紹介されています(私より上手)
併せてご参照下さい。

孔雀イズム
MATOMOのインストール方法から設定まで徹底解説
MATOMOのインストール方法から設定まで徹底解説こんにちは、孔雀です。 今日は、MATOMOのダウンロードからインストール、そして設定までの流れを完全網羅で解説していきたいと思います。 MATOMOとは、無料で使うことがで...

ファイルのアップロードが完了したら、念のため、robots.txt でボットを遮断しましょう。

User-agent: *
Disallow: /インストールしたディレクトリ名/

データベース設定

アップロードが完了したら、ディレクトリに直接アクセスします。

https://novella.works/ディレクトリ名/

データベースを設定する

初回のアクセスのウェルカムメッセージ。

『次へ』をクリックして、進みます。

データベース情報を入力します。

データベース情報の入力

ご利用中のレンタルサーバーのデータベースを確認して下さい。

レンタルサーバーのデータベース情報

データベースサーバー ・・ サーバーのアドレス(123.12.456.56のような4桁のアドレス、または)

ログイン ・・ データベースのユーザー名

パスワード ・・ データベースのパスワード

データベース名 ・・ 解析用データベースの名前

テーブルプレフィックスはご自身で決めて下さい。

アダプタは、PDO/MYSQLのままで。

データベース接続に成功したら、次に進みます。

テーブルの作成に成功しました

多くの場合、ファイル関係のエラーメッセージが出ると思うので、メッセージに従って、該当ファイルの削除や、再アップロードをして、画面をリロードします。
正しく対処できれば、エラーメッセージも消えます。

エラーを修正する

エラーメッセージの中には、ユーザーレベルで修正できないものもあります。
こちらはレンタルサーバーの仕様なので、このあたりは無視して先に進みます。(致命的なエラーではないので)

サーバー側のエラー

ユーザーを設定する

ユーザーを設定します。

任意の名前、パスワード、メールアドレスを登録して、次に進みます。

ユーザー情報を設定

解析サイトを設定する

解析対象のウェブサイトを設定します。

解析対象のウェブサイトを入力

解析タグの設置

サイト設定が完了したら、解析タグが発行されます。

手動で、</head>に貼り付けてもいいですが、トラッキングの内容を細かに設定するなら、プラグイン『WP-Matomo (WP-Piwik)』を利用しましょう。

いったん、WordPressの管理画面に戻って、下記のプラグインをインストールして、有効化します。

解析タグの発行

WordPress.org 日本語
WP-Matomo (WP-Piwik)
WP-Matomo (WP-Piwik)Adds Matomo (former Piwik) statistics to your WordPress dashboard and is also able to add the Matomo Tracking Code to your blog.

WP-Matomo (WP-Piwik)の設定

設定画面にアクセスすると、WordPressの連携を求められるので、Matomoを設置したパスと、Auth Token(トークン)を入力します。

WordPressと連携

トークンは、Matomoの管理画面で取得します。

右上方の、歯車の『設定』をクリックして、設定画面を開きます。

設定画面を開く

サイドバーの『個人用』→『設定』に、API認証トークンがあります。

サイドバーメニュー(個人)

ランダムな英数字が表示されているので、クリックすると、全文が表示されます。

トークンの取得

Google Analytics にないメリット

Matomoアクセス解析の大きな特徴は、Google Analyticsには現れない、個々のビジターの動きを細かに追跡できる点です。

Googleでもページビューや滞在時間の計測は可能ですが、個々のビジターが、どこから、どのようにページを閲覧して、何分滞在したかは把握できません。

また、アフィリエイトリンクやシェアボタンのクリック、画像やPDFのダウンロードの状況も、数値としてはカウントされますが、誰が、どのページを閲覧して、どこから外部リンクをクリックしたか、細かな動きも分かりません。

その点、Matomoは、トラッキングコードを有効化するだけで(一部、プラグイン設定)、各ビジターの動きを細かく追跡することができます。

読み物系サイトのように、プレビューや訪問者数の総数よりは、「シリーズ記事を全て読んでくれた」「作品詳細のページから無料PDFをダウンロードしてくれた」「一人あたりの滞在時間やプレビュー数が多い」のように、内訳の方が大事であれば、Matomoの方がはるかに参考になるはずです。

個々のビジットログを見れば、下図のように、どこからアクセスして、どのページを、どれくらい見ていったか、滞在時間も、一目で分かります。

ビジターログで詳細なページ閲覧の記録がわかる

Amazonの商品リンクがクリックされたのも一目瞭然です。

Amazon商品リンクにジャンプ

画像ダウンロードも追跡ができます。

ダウンロードのクリック

恐らくボットと思いますが、一ページを繰り返しリロードする異常なアクセスも把握できます。

異常なアクセス

Matomoのアクセス解析画面

Matomoのアクセス解析画面は下図の通りです。
Google Analyticsと似たような感じで、特に複雑な操作は必要ありません。
グラフに表示したいデータは、個別にカスタマイズすることができます。

『集客』では、検索エンジン経由、ソーシャル経由など、訪問者がどこから来たかを表示。

サイドバーの集客メニュー

『行動』では、ページビュー、入り口&出口ページ、サイト内での検索、ダウンロード、外部リンクへのジャンプなどが把握できます。

行動のトラッキング

『ビジター』では、訪問者の使用しているデバイスやブラウザ、滞在時間などが分かります。

サイドバーのメニュー

訪問者のプライバシーを守る

Matomoは完全な形でビジターのIPアドレスを収集することができますが、情報保護の観点から、この方法はおすすめしません。

『プライバシー』→『データの匿名化』で、IPアドレスは匿名に設定することをおすすめします。

トラッキングデータの匿名化

こちらは、ユーザーIPアドレスの下二桁を 0.0 に設定し、匿名性を高めています。

ユーザーのIPアドレスのマスク

ビジターログのフィルタリング機能はこちらをご参照下さい。

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