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映画

「クソ映画に五つ星の愛を」をモットーに、古今の名作からB級までお気に入りの洋画や邦画を紹介。基本的にネタバレです。

  • 2019年11月12日

勝者が後進に道を譲る時 ヒーローの世代交代『カーズ 3』

人間は部品ではない。去る者、進む者、それぞれに敬意と想像力は必要だ。互いの焦りや苛立ち、侮蔑や野心をぶつけ合ったところで、お互いに後味の悪い思いをするだけだし、後進にとって何の手本にもならない。それよりも、人にはどうしても避けられない宿命があることを、老いも若きも理解し、互いに支え合う方がいい。

  • 2019年11月11日

神は言葉なり 真理が世界を支配する『ザ・ウォーカー』

人間の本性が善でなければ――あるいは、欺瞞よりは誠実を、混沌よりは秩序を、尊ぶものではないとするなら、聖書もこれほど人と深く結びついたりしない。パウロが何を言い聞かせても、社会の隅々まで行き渡っても、一時のブームで過ぎ去り、イエスの言葉などとおの昔に忘れ去られていただろう。

  • 2019年10月14日

それでも『ジョーカー』が勝てない理由 ~君は溺れる者の口にホースを突っ込んで完全に沈めることができるか?

病苦と貧困に喘ぎながらも笑いを忘れないアーサー。しかし格差の壁は厚く、心の支えだった職も失い、だんだん心を病んでいく。壊れざるを得なかったジョーカーの狂気をホアキン・フェニックスが好演。格差社会のアイコンとなったジョーカーの狂気は大衆を暴力へと駆り立てるのだろうか?

  • 2019年10月10日

哀愁のジャズとマグナム『タクシードライバー』は何故に名画となりしか

雨は人間のクズどもを歩道から洗い流してくれる。奴らを根こそぎ洗い流す雨はいつ降るんだ? マーチン・スコセッシの歴史的名作を画像と動画で解説。夜の香りが漂うバーナード・ハーマンのサウンドトラックも素晴らしい。You Talkin' to Me? や Anytime, Anywhere など、有名な台詞も交えながら、ロバート・デニーロの魅力を熱く語る。

  • 2019年8月26日

若い人が映画『マトリックス』を観るべき理由 すでにあなたもネットの囚人

『君は、君の心の囚人』思い込みがセルフイメージを作り上げ、行動を支配する。IT黎明期に制作されたサイバーパンク・アクションが予見していたのは、ネットに支配される現代人だ。四六時中、ネットに繋がれ、あなたは本当に自分で考え、選び、行動していると言い切れるのか?

  • 2019年8月5日

戦争とは歴史の無慈悲なロシアン・ルーレット 映画『ディアハンター』

運が悪ければ頭が吹っ飛び、運がよければ生き延びる。敵国だろうが同盟軍だろうが、貧乏人に待ち受ける運命はみな同じ。気まぐれにロシアン・ルーレットを弾く手は、決して自ら汚れることはない。ロバート・デニーロとクリストファー・ウォーケンの名演が素晴らしい反戦映画の傑作。

  • 2019年8月5日

父よ、彼らを赦したまえ。彼らは自分が何をしているのか分からないのです 映画『ベン・ハー』 聖書とキリスト教の物語

大きな十字架を背負い、刑場へと向かうナザレの人を見て、ベン・ハーは叫びます。「この人は、僕に水と生きる力をくれた人だ。この人が一体何をしたというのだ?!」「この方は、人類のあらゆる苦痛を一身に背負うために、この世に生を受けられたのだ。ご覧、あの十字架に、人間のあらゆる罪が重くのしかかっているようではないか。これは終わりではない。始まりだ。いずれ、世界中の人々がこの方に付き従って行くだろう」

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海洋小説『曙光』MORGENROOD

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