心理学者、加藤諦三氏の著作『愛される法則』にこんな一文があります。
「誰も愛してくれない」と嘆く人は
実は、訴える相手は誰でもいい。
とにかく哀れみを訴える。
実は、訴える相手は誰でもいい。
とにかく哀れみを訴える。
そして「あなたの悩み、分かるわ」と言う人が出てくると、
その人が「いい人」になってしまう。
「私はこんなに苦労して生きてきた」と訴える。
そこで誰かが「その苦労、分かるわ」と言う。
とたんに、その人は「いい人」になってしまう。
これで人生につまずかなければ、
つまずかない方がおかしい。
相手を見ていないから、
いつも騙される。
誰も私を愛してくれないと嘆く人は、
愛することも 愛されることも、
どういうことだか分かっていない。
親に虐待されたり、両親が離婚したり、学校で苛められたり、心に傷を負った人にとって、「あなたの悩み、分かるわ」と言ってくれる人は天使です。怒りも悲しみもすべて受け止め、心の問題を一気に解決してくれる救いの御子のように感じるかもしれません。
が、ちょっと待って下さい。
あなたが頼ろうとしている人は、真心から、あなたの力になろうとしているのでしょうか。
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