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スキ スパム

note.comの本当のデメリット 「スキ」スパムとSEOについて

スキ スパム

noteの「スキ」スパムについて

私も、note.comはマガジン機能として利用していますし、カスタマーサポートも親切丁寧で、よく頑張っておられると思います。

創業者の理念も理解できるし、コンテンツプラットフォームとして、決して悪くはないと思います。

気軽にコメントしたり、「スキ」したり。(ちなみに、「スキ」は非会員でも投票できます)

自分の読者と繋がりたい人には、嬉しい機能が満載で、フォロワーや「スキ」がいっぱい増えれば、モチベーションも上がるでしょう。

しかし、このSNS機能が、逆に「スキ」スパムの温床になっています。

「スキ」スパムとは、スキした人のプロフィールを、投稿主に無差別に送りつける行為を指します。

TwitterやFacebookのように、「スキ(いいね)」された人の投稿やプロフィールが相手のタイムライン上で拡散(紹介)されるのではなく、スキした人のプロフィールが、メールやブラウザの通知機能で、投稿主に送信される仕様になっているからです。

noteには、次のようなお知らせ機能があって、誰かが「スキ」やフォローをすれば、即座に投稿主に通知される仕組みになっています。

note スキの機能

note初心者なら「誰がスキしてくれたのかしら」と気になって、相手のアカウントを一度は見に行ってしまいますよね。

これが「スキ」スパムの狙いです。

相手は、本当に「スキ」で、❤マークをぽちっとしているのではない。

自分のアカウントに誘導する為に、スキしまくっているんですよ。

何故、そんなことが分かるのかといえば、下図のように、短時間に、連続して「スキ」をする人が相当数いるからです。

毎日、1個ずつ・・とかなら理解できますが、こんな短時間に、全てのnoteに目を通して、「スキ」できるわけがないでしょう。

短時間で連続スキ

短時間で連続のスキ・スパム

しかも、この「スキ」スパムは、手当たり次第です。

各アカウントには、誰のnoteに「スキ」をしたか、チェックできる項目があり、そこを見れば一目瞭然。

下図のように、手当たり次第に他人のnoteに「スキ」を付けて回っているのが一目瞭然です。

中にはこの機能をオフにして、誰の投稿に「スキ」したか、他人から見えないようにカモフラージュしているアカウントもあります。

このアカウントは、「たった今」だけで14件、それ以前にも無差別に大量のスキを付けています。

では、何故、こんな「スキ」スパムが生じるのかといえば、メール通知も大きいと思います。

noteには、自分の投稿が「スキ」や「フォロー」をされると、相手のプロフィールがメールで送られてくる機能があります。

プロフィール欄に、「○○万円儲かる方法を教えます」「必勝のモテコンサル」「年商○億円達成」など、キャッチーなことを書けば、インパクトがありますよね。それに釣られて、相手のアカウントを見に行く人も相当数あると思います。

中には、「スキ」してもらったのだし……と、お返しに、相手のnoteに適当に「スキ」を付ける人もあると思います(これを「スキ」返しといいます)。

これが人気指標である「スキ」の負の一面です。

中には、プロフィール欄に「スキ返し確実」とかの文言を入れているユーザーもいます。

ちなみに、サンプルとして表示している人が、スパム目的かどうかは分かりません。あくまで一例です。

メールに送られる相手のアカウント

何故、こんな事がまかり通るかと言えば、noteは、「スキ」された投稿主より、「スキ」や「フォロー」をした相手のプロフィールの方が、より強力にプッシュされる仕組みになっているからです。

たとえば、TwitterやFacebookの場合、誰かの投稿に「いいね」や「リツイート」をすれば、相手の投稿が自分のタイムラインに表示され、より多くの人に拡散される仕様になっています。つまり、「いいね」や「リツイート」をした人より、してもらった人の方が、目立つわけですね。

ところが、noteは、いくら「スキ」してもらっても、自分の投稿が相手のタイムラインに表示されることはありません。

❤マークの数字が一つ増えるだけで、自分の投稿が相手のタイムラインを通して広く拡散するということがないのです。

例えば、Twitterで、10人のユーザーから「いいね」してもらったら、その10人のタイムラインに自分のツイートが表示されて、より多くのユーザーに拡散することができます。

ところが、noteの場合、「スキ」した人のプロフィールが自分のアカウント(メールやブラウザ)に送りつけられるだけで、スキされたnoteが、相手のタイムラインで表示されるわけでもなければ、相手のアカウントの「スキ」リストを通して拡散するわけでもない(スパム行為を隠蔽する為に、この設定をオフにしているアカウントも相当数いる)。やられ損というか、「スキ」された投稿主より、「スキ」したアカウントの方が圧倒的に目立つ仕様になっているのです。

だから、自分のアカウントに誘導する為のスパム行為が大手を振ってまかり通るのだと思います。

投稿主の中には、「スキ」がこんなに集まったと喜んでいる人もあるでしょうけど、その中には、スパムやスキ返しも相当数含まれると思います。

本当に相手のnoteが気に入って「スキ」している人もあるでしょうけど、私の感覚では、1割~2割という感じ。

何故、そんなことが分かるかといえば、私はnoteのほぼ全てを有料マガジンとして運営していて、冒頭の数行~半分くらいしか無料公開してないからです。

にもかかわらず、公開した瞬間に、連続的に「スキ」がつきます。

見出しだけで、スキしまくっているのが丸分かりです。

たとえば、こちらの note で無料公開しているのは、文章二行+他のnoteの埋め込みだけです。

にもかかわらず、3つも「スキ」がついています。そして、この方たちは、有料マガジンの購読者ではありません。

https://note.com/poetry/n/n2238a33239b1

この問題は運営側にも通報して、丁寧なお返事を頂きましたから、決してそのままにはされないと思います。

しかし、相手のプロフィールが、必要以上にプッシュされる機能がある限り、「スキ」スパムはなくならないし、相互扶助とでも言うのですか、お互いに「スキ」しまくっているアカウントも相当数あると思います。(その点はTwitterやFacobookも同様と思いますが)

また、メルアドだけで、簡単に複数アカウントが作成できることから、自作自演のスキやフォローも相当数あると思います。

「スキ」スパムが横行すれば、本当に「スキ」な気持ちで応援したい人が、逆に遠慮して(スパマーと勘違いされるのがイヤなので)、アクションを起こさなくなるし、投稿主も、いくら好意で「スキ」されても、相手がスパマーにしか見えなくなり、本来のスキがまったく機能しなくなるでしょう。

通知はともかく、「スキ」された人のnoteが、スキした相手のタイムラインにも表示されるような仕様にしない限り、こういうスパム行為はなくならないと思います。

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noteは検索に弱いのか? URLの仕様

以前から「noteは検索に弱い」と言われていますが、URLの仕様が大木でしょうね。

noteのURLは、下記のように、サブディレクトリ形式をとっています。

ユーザーが指定したアカウント名(英数字)が、note.comというルートドメインの直下に置かれ、その下に、n(note)、さらに個別のnoteを分類する為のランダムな英数字があてがわれます。

https://note.com/(アカウントの名前)/n/n2238a33239b1

基礎的なSEOで言われていますが、一つのキーワードに対して、一つのドメインから検索結果に表示されるのは「2件だけ」。

たとえば、1000人のユーザーが「映画 ジョーカー」に関してnoteを書いたとしても、検索結果に表示されるのは、note.com のドメインから2件だけなんですね。

一例)

https://note.com/tarou/n/n1234a56789b1

https://note.com/hanako/n/n9876a543211

その点、「はてなブログ」のように、サブドメイン形式を取って入れば、それぞれにURLが異なるので、検索結果でも有利です。

https://tarou.hatena.blog/joker

https://hanako.hatena.blog/joker

https://jhon-doe.hatena.blog/joker

….のように、1000人のユーザーが、それぞれ独自のドメインを持つので、皆にチャンスがあるわけです。

また、多くのユーザーは、noteを雑記帳のように使っていて、SEOを意識したタイトルや見出し、キーワードをちりばめたコンテンツ作りを心がけている人など少数でしょう。

3行程度の「つぶやき」もあれば、日常の出来事を綴ったポエムみたいな文章もある。

そうした「軽い投稿」が検索結果の上位に表示されることは、まずありません。

そして、こうした、短文、雑文の類いが大多数を占めるなら、検索結果に反映されないのは仕方ないと思います。

そうした弊害が如実に表れたのが、無料ブログサービスの『Medium』です。

興味のある方はぜひご一読下さい。

Web担当者Forum

英語圏で人気のブログサービスMedium(ミディアム)の検索トラフィックが激減していた。企業の担当者がここから学ぶべきこ…

「Mediumを使うと情報を広く届けやすいから」という理由で、自社の情報発信をMedium中心にしていた企業もあった。

しかし、MediumはあくまでもA Medium Corporationという独立した企業が提供しているサービスプラットフォームだ。今回のような出来事が発生しても、利用者側で対処できることはかなり限られている。

Mediumがトラフィックを激減した原因はなんだったのだろうか? あるSEOスペシャリストは次のように分析している。

トップページのクローキング ―― ユーザーが見るものとは異なるトップページをグーグルに見せている

大量の低品質ページ ―― 記事以外の、コンテンツの内容が薄いページを大量にインデックスさせている

価値あるページがインデックスされていない ―― 低品質ページが大量にインデックスされている一方で、価値があると思われるページの16%がインデックスされていない。クロール・インデックスされにくいサイト構造が原因だと思われる

リンク切れ ―― 有益なページへのリンクがたくさんリンク切れしている。リンク先を訪問しようとすると404ページが返ってくる

めちゃめちゃなサイトマップ ―― 記事ページのみならず、タグやユーザープロファイルなどさして重要ではないページも含めてあらゆるページをサイトマップに登録している

お粗末な内部リンク ―― Googlebotがサイト内のページをきちんと発見できるような内部リンク構成になっていない。リンクの数が少なすぎる

不適切な関連記事 ―― 関連記事へのリンクがGooglebotに半分しか認識されていない(JavaScriptで生成していることが理由の1つか?)。また、関連性がないにもかかわらず関連記事として出てくる

外部サイトへの正規化 ―― 外部サイトへ正規化しているページが多い(全ページの7%)。品質が悪いページへたくさん正規化していると、評価に悪影響が出る可能性を否定できない

内部リンクのnofollow ―― 内部リンクに不必要にnofollow属性を付けている

MFIへの準備ができていない ―― PCページにある関連記事へのリンクが、モバイルページにはない(だたし、Mediumはまだモバイルファーストインデックスに移行していないかもしれない)

購読コンテンツ ―― 購読していないと読めない記事がある(ただし、グーグルのガイドラインに従って設定しているのでトラフィック減の原因ではないかもしれない)

note.comも同じ問題を抱えています。

特に、「大量の低品質ページ」「リンク切れ」はまさにその通りで、みな、気軽に書き込みできる分、つぶやきみたいな投稿が大量に発生するし、画像だけのnoteも多いです。検索エンジンが画像に弱いのは周知の通りです。

検索エンジンのbotは、画像ではなく、画像に添付されたaltタグのテキスト、あるいは前後の文章から、画像の内容を判断して、検索エンジンに反映させます。

ところが、noteは、この機能が不十分で、SEOうんぬんを意識して投稿しているユーザーも少数ですから、たとえマンガ的に面白くても、何の説明もない、意味不明の画像が、大量にWEB上に公開される……としか、検索botの目には見えないんですね。

また、「大量のリンク切れ」も、その通りだと思います。

無料で使えるサービスなら、ユーザーも気軽に「非表示」「削除」したり、アカウントを丸ごと削除したりします。

その都度、何百、何千のリンク切れが生じて、検索エンジン的には非常に不利になります。

その点、独自ドメインで運営している者は、リンク処理に非常に気を遣いますし、「飽きた」と理由だけで記事を削除することはありません。なぜなら、リンク切れを放置すれば、どんどんサイト評価が下がっていくからです。

でも、Mdeiumやnoteのように、無料で使えるブログサービスは、ユーザーもそこまで責任を持ちません。

その結果、記事は存在しないけど、URLだけは検索結果に残っている『幽霊URL』が大量に存在し、それがドメイン低評価の原因になるのです。

SNSで集客して、自分のnoteに誘導する力のあるユーザーならいいですが、そうでなければ、noteだけで、アクセスを集めるのは難しいと思います(誰も真似できないような、尖った投稿は別として)

本気でアクセスアップやコンテンツの充実を図るなら、時間はかかっても、独自ドメインでじっくり自サイトを育てるのが、結果的には一番有効だと思いますよ。

記事管理と編集機能がイマイチ

note は、何も考えずに、つらつら投稿するには便利ですが、記事管理がイマイチで、目当ての記事を探し出すのに、ページネーション(ナビゲーション)の数字を一つ一つクリックしなければならないというデメリットがあります。

WordPressの場合、管理画面に「検索窓」があって、「秀丸エディタの投稿について再編集したいな」と思ったら、簡単に検索→編集画面を開くことができますよね。投稿数が1000、2000あっても、まったくハンディにはなりません。

ところが、noteの場合、自分の書いたnoteを検索する機能が無いので、下図のようなページネーションの数字を一つ一つ、クリックして、目当てのnote
を探し出さなければなりません。

一応、管理画面に検索窓も付いているのですが、この検索窓は、note.com全体から検索するので、よほど正確にタイトルを記入しない限り、自分の書いたnoteにヒットしません。自分のアカウント名と併記しても、一発で見つかることはまずない。

書いたら書きっぱなしで、過去に書いたnoteを見直すこともない人なら、不足はないのでしょうけど、過去記事でもこまめに手入れするタイプの人には、ものすごいストレスですよ。noteの数が、100、200にもなってくると、目当てのnoteに辿り着くまで、10回も20回もページを開き直さないといけないので。

あと、noteの編集画面も、backspace や delete キーが、正確に動作しないことがあり、WordPressを使い慣れている者からすれば、??? な部分が多いです。

まったくのIT初心者で、imgタグの打ち方も知らなければ、リンク挿入もやったことがない人にとっては、何でもドラッグ&ドロップやURLコピペで、綺麗に表示できる機能は有り難いのでしょうけどね。

記事管理画面のナビゲーション

noteはどんな人におすすめですか?

上記のような理由から、独自ドメインで、がっつり自サイトを育てたい人には不向きなサービスだと思います。

何も考えずに、気晴らしに投稿するなら別ですが、起承転結のある、がっつりしたコンテンツを蓄積して、収益やブランディングに繋げたい人には、記事管理からして、デメリットが多いかと。

また、ある程度、知名度があって、noteは業務連絡やファンレター代わり、というケースには便利ですが、一から立ち上げるなら、やはりWordPress、あるいはサブドメインで運営できる「はてなブログ」や「ライブドアブログ」などの方がいいと思います。広告バナーも張れるし、記事管理の手間が格段に違うので。

スキやフォロー機能で、仲間集めに成功しても、じゃあ、その人たちが熱心に見に来てくれるかといえば、そんな保証はどこにもありません。

むしろ、自分の為に義理でフォローやスキして、あとは知らない、という人が大半だと思います。(Twitterもそうだけど)

それでも「数が集まればいい」という人は、それでいいのかもしれませんが、そんなことやってても、いずれ虚しくなると思いますよ。

運営側には悪意はないし、真面目に取り組んでおられる方は非常に真面目なのですが、それと同じくらい(あるいはそれ以上)、「自分のアカウントに誘導するためにスキやフォローをしまくる」「他人のnoteをパクって、高額転売する」「複数アカウントを作成して自作自演する」という悪質なユーザーも多いので、安心して使えるサービスとは言い難いです。相手のプロフィールが次々にプッシュされる、メールやブラウザ通知も気持ち悪いだけですし。

それでもやりたい人はやればいいけども、私としては、真面目にやるなら、「はてなブログ」が一番無難じゃないか……と思います。(※ 独特の雰囲気がありますが、皆が皆、荒しや嫌がらせをやってるわけではないし、真剣にブロギングしている人の方が多いと感じるので)

海洋小説 《曙光》 MORGENROOD
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宇宙文明を支える稀少金属ニムロディウムをめぐる企業の攻防と、海洋社会の未来を描く人間ドラマ。心に傷を負った潜水艇のパイロットが、恋と仕事を通して成長する物語です。