助けてやれよ、オビ・ワン!! ジェダイの壮絶なイジメとアナキン

目次

無節操な新三部作に怒る

名作『スターウォーズ』も柳の下のジェダイが一匹、二匹で、延々と続編が作られていますが、皆さん、すべて、ご覧になりました?

あたしは強固なオリジナル原理主義者なので、Episode 6 以降は見ていません。

厳密には、1と2もほとんど見てない。

3はかろうじて見たけど、納得いかないので、評価は低いです。期待をこめても二つ星にはならない。

何故かというと、イケメンのアナキン・スカイウォーカーもさることながら、ダークサイドに落ちた理由に全然説得力がないからです。

私はもっと政治的、もしくは思想的な動機を期待してたのに、なんだ、「嫁が理由か」と思ったら、もう腹が立って、腹が立って。

どうせなら、「ジェダイの思想では民衆を幸福にしない」とか、「この乱世には絶対的な力が必要」とか、強固な信条で寝返って欲しかった。

そうすれば、帝国軍の悪の枢軸として邁進する理由に納得いったんだ。

なのに、「嫁が理由=パドメが死ぬかもしれない」でダークサイド?

それって、まるで少女漫画じゃん!

まして腑に落ちないのが、「兄弟のように思ってた」とまで言わしめたオビ・ワンの冷淡な態度。

ジェダイに慈悲はないのか?

ダース・ベーダーはかちかち山なのか?!

ということで、まずは2005年の日記から。

2005年12月10日(土)の日記より : 助けてやれよ、オビ・ワン!

それにしても合点がいかないのが、師弟対決の後の、オビ・ワンの態度だ。

「兄弟のように愛していた」アナキンが、戦いに敗れて重症を負った時、助けるどころか、見捨てて立ち去った。

そりゃま、ダークサイドに転じて、怒り、失望する気持ちは分かるけど、かつては、「兄弟のように愛していた」んだろう?

だったら、助けてやれよ、って(T^T)

あの時、オビ・ワンが助けていたら、アナキンも「やっぱり僕が間違っていた」と改心したかもしれない。

アナキンを本当の意味でダークサイドに突き落としたのは、君のその厳しすぎる態度じゃないのか?! 

……と、アナキン大好きの私は、どうにも合点がいきません。

その後、重症を負ったアナキンは、皇帝シスに救助され、ダース・ベイダーとして蘇るのだけれど、そりゃ、最後の最後に救いの手を差し伸べてくれた人に
傾倒するのは当たり前でしょう。

いつだったか、素人さんのシネマ・レビューで、「あんなの、体のいいジェダイのイジメじゃないか」と書いていた人がいたけど、私もそんな気がしてならない。

ま、ジェダイのことはジェダイに聞いてみないと、分からないけどね。

アナキンを見捨てたオビ・ワン

まずは、この酷薄なやり取りを見てみましょう。

剣を交えるまではいいが、問題は、アナキンが重症を負ってからだ。

師匠に両足を切断され、溶岩の近くに転がり落ちたアナキン。

この時、助けてやればよかったのに、説教をかまして、見捨てて立ち去る。

オビ・ワンとアナキンの戦い

哀れ、アナキンは火だるまに。

かつての弟子がここまで傷ついて、見捨ててゆくとはどういう了見だ?

アナキンは火だるまになる

恨むアナキン。当たり前だのクラッカー。

I hate you ! (お前を憎む)の一言が渾身でしたねぇ。

オビ・ワンを憎むアナキン

そりゃあ、助けてくれた皇帝シスに恩義も感じるわ。

アナキンを助ける皇帝シス

しかも、あんなにハンサムだったのに、こんなぶちゃいくなお面を被せられてさ。

不細工なお面

有名な、Nooooooooooooooooo~ は、自分のぶちゃいくに絶叫してるんじゃないかと思うくらい。

自分の姿に絶叫

こんなイケ面なら良かったのに。

マグマ大使

何度、見返しても思うけど、アナキンを愛に殉じる悲劇の人にしてはいけません。
ダースベーダーは政治犯であり、哲学の人なのですから、どうせ殉じるなら、思想の為にジェダイを抜け、思想の為にアナキンと剣を交えて欲しかったんだね。そこが嫁との恋愛絡みになったから、たちまち少女漫画に成り下がったというか、旧三部作における、『悪の枢機卿ダースベイダー』のイメージが歪められてしまった。
自由公正の為に戦う息子ルークと対にするには、ジェダイの理念に異議を唱えるダースベイダーでなければいけません。
では、なぜ、ジェダイの理念に『No』と言うのか。
新三部作では、その思想プロセスを強調すべきだったのに、嫁とのロマンスに終始してしまい、オールドファンは肩透かしを食らったのです。

それに比べて、戦火の中から父を救い出すルーク・スカイウォーカーの慈悲深いことよ。

実の父親ベイダーを救い出すルーク

何度見ても、泣かせる、和解の場面。
どうやったら、あの火だるまが、こんなおにぎり頭になるのか不思議だけども。

父と息子の和解

慈悲は世界を救う (^_^)

重傷を負ったアナキンに説教をかます時、オビ・ワンは『Bring balance to the Force(フォースにバランスをもたらす者だった)』と言うわけだが、バランスを崩したのは、おめーの冷淡な態度じゃないかと思ってしまう私は、頭がおかしいのでしょうか。

ついで言うと、アナキンは、フォースが強すぎるとかなんとかで、ジェダイの評議会にも入れてもらえず、アナキンでなくても「What?」と言いたくなるぐらい。

ジェダイに仲間はずれにされるアナキン

この場面がジェダイのイジメにしか見えない……。

アナキンを仲間はずれにする

てなわけで、私にはどうにもこの展開が納得いかんのですよ。

目の前で弟子が焼かれるだけでも残酷なのに、見捨てるんだもんな。

そりゃ、見捨てられて当然のことをしたから……といえば、そうなんだろうけど、brother love って、そんなものか?

それでいいのか、オビ・ワン??

で、こんな事があった後で、ルークと出会った時、いけしゃあしゃあと「お前の父親は帝国軍に殺された」みたいな話になってさ。

確かに「心を蝕まれた」には違いないだろうけど、なんか、この場面が白々しいものになっちゃったんだよな。けったくそわるい『エピソード Ⅲ』のせいで。

父の死を語るオビ・ワン

純粋なルークだって、事の顛末を知れば(「実は、お前のお父さんは、わしに両足を切り落とされて、溶岩の側で火だるまになっちゃってな、へへ……」みたいな)、その場でダークサイドに堕ちたんじゃないか?

ルーク・スカイウォーカー

というわけで、エピソード Ⅲのせいで、旧三部作の印象まで変わってしまった次第。

何度見返しても、悲劇の原因は、オビ・ワンではないかと思うほどだ。

でも、本当の原因は、コイツのせいだったりして (^_^)

諸悪の根源 マスターヨーダ
↑ 一番、物事を引っかき回してないか? 諸悪の根源、マスター・ヨーダ

まあ、好きな人もあるから、これ以上、文句は言わないけれど、そういう風に感じる人もいるということで。

私もコレ持ってるけどな、

スター・ウォーズ トリロジー リミテッド・エディション (初回限定生産) [DVD]
出演者  マーク・ハミル (出演), ハリソン・フォード (出演), キャリー・フィッシャー (出演), ジョージ・ルーカス (監督), アーヴィン・カーシュナー (監督), リチャード・マーカンド (監督), ジョージ・ルーカス (その他), マーク・ハミル (Unknown)
監督  
定価  ¥4,000
中古 39点 & 新品  ¥1,483 から

↓ Amazonにも記録が……物覚えのいいヤツ
スターウォーズ

これなんよな…… もう永久に本物の劇場公開版がリリースされることはないと思うわ。

投稿者nera2005年4月24日

このDVD-Boxにはスターウォーズファン暦27年の私は星1つをつけざるを得ない。
理由はただ1つ。エピソードⅥラストシーンが大改変されていることだ。
どこが改変されているかというと最終シーンの霊体状態のジェダイ3人(ヨーダ、オビワンそしてアナキン)が現れる部分だ。
このシーンのオリジナルでは、アナキンはダースヴェイダーの仮面をはずした状態の老いたアナキンであった。
ところが、このDVD版では若いアナキンにすりかえられている。
これは、ストーリー上大変重要な変更だ。なぜなら、ダースヴェイダーはルークを皇帝から助けることで善の心を思い出し”善人”に戻るわけである。これが故にルークは”最後の望み”だった。しかし、霊体として若いアナキンを出すということは若いアナキンこそがジェダイであり、ダースヴェイダーが善人に戻ったことを物語らないことになる。
スターウォーズシリーズの真の主役であるアナキンの最後、更にルークの救世主たる所以を否定しているこのDVDボックスはこの最後の1シーンのみでカスに値する。
このDVDボックス発売をさせたルーカスはどうしたのだろうか?
エピソードⅢの宣伝上、若いアナキンを出したいのはわからないでもないがこの変更はストーリーの歪曲だ。

怒っておる!

世の中全てのオールドファンが怒りに燃えておる!!

当然や。

あの歴史的エンディングを若き日のアナキンに差し替えちまったんだから。

これは絶対にやってはいけない悪手だろう。

私はやはりオリジナルのエンディングが最高と思ってます。

私たちの『スターウォーズ 三部作』はこのエンディングで幕を閉じたから。

それが何故こうなる ?

エンディングの音楽も違うし。

私は熊の「ヤンヤン」という歌が好きなの。あの歌に幸福感を感じるから。

YouTubeのコメントを見る限り、ジョージ・ルーカスにめらめらしてるのは、私だけではないと思う。

should be ・・ ええ言葉やな。ほんま、そうあるべきや(・_・)(._.)

ルーク・スカイウォーカー スターウォーズ

この記事を書いた人

石田 朋子のアバター 石田 朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。80年代サブカルチャーの大ファン。普段はぼーっとしたおかあさんです。昭和の名作漫画はほとんど空で台詞が言えるほどの元祖ヲタ。車と猫が大好きな東欧在住。サイトでは作品紹介ではなく、作品を題材とした文芸コラムを掲載しています。

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