青空の美しさに気付くのは、いつも雨上がり 【心に響く詩】

優しい気持ちになる詩集です。

本記事の内容
  • After the Rain 青空の美しさに気付くのは、いつも雨上がり
  • 旅立ちの時はいつも一人 ~最初から日の当たる場所で歩き始める人はない
  • 涙を買う男 
  • 涙 ~いつの頃からか 僕は自分の気持ちを話すのが苦手になった
  • そして今年も暮れゆく 生まれ変わる朝と感謝を込めて
  • クラゲ ~月に生まれ変わる~
  • 世界が夢を叶えるのではなく、あなたが夢に報いるのです。
  • After the Rain 青空の美しさに気付くのは、いつも雨上がり

    青空の美しさに気付くのは
    いつも雨上がり

    澄んだ青色が
    眩しくもあり
    懐かしくもある

    ここから一歩踏み出して
    ぬかるみを越えて行こうよ
    あの空の向こうに
    新しい悦びがあるから

    雨が上がって
    窓を開ければ
    いつも そこに
    光を見出すことができる

    それは雨からの
    眩しい贈り物

    青空の美しさに気付くのは いつも雨上がり

  • 旅立ちの時はいつも一人 ~最初から日の当たる場所で歩き始める人はない

    旅立ちの時は いつも一人

    今日も一人

    明日も一人

    でも怖くない

    私の一番の友だち

    それは私自身

    どんな時も 自分を信じて 歩き続ける

    ちょっぴり日の翳る 

    初夏の小径

    最初から日の当たる場所で歩き始める人はいない。

    皆に理解されながら物事を始める人も。

    始める時は、いつも一人。

    考えるのも、一人。

    行うのも、一人。

    だからこそ達成の悦びもひとしおなのです。

    旅立ちの時はいつも一人

  • 涙を買う男 

    僕の塩辛い涙を、貝殻に詰めて売りに出した。可愛い女の子の名前で。

    買ったのは毛むくじゃらの男で、男には片足が無かった。

    「俺はもうたいがいのことには傷つかない」と男は言った。

    「だから、誰の、どんな涙でも、塩辛いと分かればそれでいいんだ」

    男は僕に二千三百円を支払った。

    僕はそのお金でロードショーに行った。

    初稿 2005年1月6日

  • 涙 ~いつの頃からか 僕は自分の気持ちを話すのが苦手になった

    僕はうかつにも涙を流してしまった。
    靴の先が丸くにじんだ。

    西日の当たる通勤電車。
    人の顔はみなどこか優しい。
    自動扉にもたれながら、
    僕は流れるプラットフォームを見つめる。

    涙でぶざまに濡れても、誰も気にも留めない。
    話しかける人さえ、ない。
    気楽といえば気楽だが、
    自分がまるで実体のないもののように感じる。

    いつの頃からだろう。
    僕は自分の気持ちを話すのが苦手になった。
    知って欲しいと願う一方で、
    誰にも触れられたくないという思いに閉じこもる。
    つらいとか淋しいを通り越して、
    心が粉を吹いたように渇いてゆくのを感じる。

    世界にたった一人でいい。
    こんな僕を愛してくれたなら、
    僕は今すぐにも駆け出して、
    君に本当のことを話すだろう。

    僕が一番叫びたいこと。
    誰かに受け止めて欲しいこと。
    何もかも正直に。
    そして、恐れずに。

    眼下に新しい町並みが広がる。
    だけど、そこに僕を待つ人はない。

    涙の向こうに、駅が見える。
    いつもの一人の夜がやって来る。

    初稿:2005年2月10日

  • そして今年も暮れゆく 生まれ変わる朝と感謝を込めて

    そして今年も暮れゆく・・

    何かあったような気もするけど
    何があったのか
    今はもう、よく思い出せない。
    それだけ過去が遠ざかるのが早い。

    一瞬、目の前が暗くなって
    夜より深い闇を体験することもあるけれど
    目覚めた後は、いつも前より眩しい光の中にいる。

    だけど不思議と答えが分かるのは
    あの闇の最中なのだ

    あの日も私は夜中に目を覚まし
    何処からか呼びかける声を聞いた
    「自分を完成させる為に生きているのよ」――

    きっと人は一生かけて
    自分の足りない所を補いつつ
    自分を磨き上げていくのだろう
    それこそが人生の意義だと分かったら
    余計なことで心を悩ませている自分がアホらしくなった

    そして世界にはその一点に集中して
    生きている人がたくさんいる
    自分を完成させる為に 懸命に生きている人が

    追い求めているのは利益でも形でもない
    自己実現だ
    そしてそれこそが本当の「仕事」なのだ
    だから人生への気概や情熱が生まれる

    そう思って世界を見れば
    全てが新たに生まれ変わる

    それまで理屈に過ぎなかった世界が
    夕べ 私の心になった

    どうしても入れなかった世界観が
    私のものになった

    その後 私はどうしたと思う?
    一気に35パーツ クリアしたのよ
    2年間 分からなかった課題が一夜にして解けたの

    自分でも夢のようだった

    でも こうした小さな奇跡がちょくちょく起こるから
    止められないし
    人生もまた楽しいのよね

    一粒の薬より ちょっとした優しさで
    多くのものが救われる
    時には私自身がそれを求めることもある

    ありきたりの御礼なんて言わない
    それに勝る宝が他に有るから

    そうして私はもう一度
    スタートラインに立ち
    新しい水平線を見つめる
    真っ新な心で
    新たな眼差しで

    もうその他のことは どうでもいい
    今はただ自分を磨くだけ

    明日のことは 明日が決めるし
    またFortunaの気が向けば
    自ずと時機は訪れるでしょう

    ・・だけど本当にありがとう・・

    初稿:1999年12月27日

  • クラゲ ~月に生まれ変わる~

    クラゲは死ぬと
    黄色い月に生まれ変わるらしい

    二十八夜ごとに
    一匹ずつ
    新しい生命をもらって
    海の底から立ち昇るそうだ

    だけど 
    そこにも 
    ちゃんと一生があって
    新たに生まれた月も
    十五夜を過ぎれば欠け始め
    二十七夜には回帰の月になって
    夜の闇に消えてゆく

    そうして月の一生を終えたクラゲは
    再び海に落ちて
    卵に生まれ変わる

    もう一度 
    生きるために
    光より透き通った
    身体をもらうんだよ

  • 世界が夢を叶えるのではなく、あなたが夢に報いるのです。

    少女時代の夢はなんですか

    その夢は叶いましたか

    世界が夢を叶えるのではなく

    あなたが夢に報いるのです。

    大きな夢を達成する人も偉いけど、 子供時代の夢を叶える人も同じくらい偉い。

    夢は「叶えるもの」ではなくて、それを夢見た自分自身に報いるもの。

    だから叶うと嬉しいのです。

    少女時代の夢は何ですか?

この記事を書いた人

石田 朋子のアバター 石田 朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。80年代サブカルチャーの大ファン。普段はぼーっとしたおかあさんです。昭和の名作漫画はほとんど空で台詞が言えるほどの元祖ヲタ。車と猫が大好きな東欧在住。サイトでは作品紹介ではなく、作品を題材とした文芸コラムを掲載しています。

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