情けは人の為ならず ~自己責任論の矛先

自己責任論の矛先は、いずれ自分自身に向かう。

自分も同じ境遇に陥った時、周りに「助けて」と言えないからだ。

言えば、自分も同じように「自己責任」とあしらわれているのが目に見えている。

誰にも言えず、他人を信じることすらできず、自己責任の罠にはまって落ちていく。

昔から『情けは人の為ならず』というが、自身の暗黒もいつ訪れるかしれない。

人を信じられるか否かは、突き詰めれば、自身の内側にどれほどの善性を備えているかのバロメーターでもある。

あわせて読みたい
底辺にしか分からぬ感情がある シャーリーズ・セロンの映画『モンスター』
底辺にしか分からぬ感情がある シャーリーズ・セロンの映画『モンスター』自己責任か、境遇か。シャーリーズ・セロン演じる連続殺人犯アイリーン・ウォーノスは一見、無節操・無計画に見えるが、底辺には底辺の苦しみがあり、自己責任では割り切れないものがある。アカデミー賞に輝いた捨て身の熱演を画像付きで解説。『みんな私のことを、生き残ることしか考えないクズと思ってる。私には”選択肢”がなかった』

この記事を書いた人

石田 朋子のアバター 石田 朋子 サイト管理人

作家・文芸愛好家。80年代サブカルチャーの大ファン。普段はぼーっとしたおかあさんです。昭和の名作漫画はほとんど空で台詞が言えるほどの元祖ヲタ。車と猫が大好きな東欧在住。サイトでは作品紹介ではなく、作品を題材とした文芸コラムを掲載しています。

目次
閉じる