吹けば飛ぶような命でも、後進に道を示すことはできる。

吹けば飛ぶような命でも、後進に道を示すことはできる。

吹けば飛ぶような命でも、後進に道を示すことはできる。

人間の真の偉大さは、「明日世界が滅ぶと分かっても、リンゴの木を植える」という精神にあると思う。

どんな動物も、生命の連鎖の中に生き、次代に繋ぐことも遺伝子(本能)に組み込まれているわけだが、人間は、それに加えて、自らの意思でそれを選ぶことができる。たとえ世界に核の嵐が吹き荒れても、干ばつで大地が干上がっても、どこかにか次代の種を植えずにいない。

それが本能ゆえか、培われた高貴さかは分からないけれど、常に次代を思わずにいないのは、《生きよう》とする意思は、地上のあらゆる力を凌駕するからに違いない。

以下は、断崖のパートで挿入するだったはずの一文。

二度目の悲劇に遭遇し、何もかも失った中で、ヴァルター・フォーゲルが呟く台詞だった。

吹けば飛ぶような命でも、後進に道を示すことはできる。
彷徨い人の道標となる、揺るぎない指針だ。
第六章 断崖のボツ

人ひとり、何の力もなくても――自分が生きているうちに大した事は成せなくても――後進に道を示すことはできる、という意味で。

後に続くものが豊かなら、誰の人生も報われる。

絶望の中でも顔を上げ、明日に立ち向かう時、どんな人も強く、美しい。

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