悲しみは、あなたを強く、優しくする

悲しみは、あなたを強く、優しくする

悲しみは、あなたを強く、優しくする

ある時、私の友人に悲しい出来事があって、心配になって電話したら、彼女がこんな風に言っていました。

「私には、こうやって、一人で辛い時に心配して電話してきてくれる友達がいる。それだけでも、なんて幸せなんだろうと思う」

それは私もお互いさま。

辛い時、悲しい時、互いに励まし、慰め合える友だちがいることは、本当に有り難いし、幸せなことです。

だけど、それも何かを失って、悲しみの底にあるから分かること。

物事が順調で、慢心しだすと、「人が自分に優しくするのは当たり前」「こんな事ぐらいで落ち込むな」等々。相手の心の痛みも、気遣いも、理解できなくなりますから。

誰にとっても失敗や悲しみは辛いものですが、それゆえに、周りの人の何気ない優しさに感謝する気持ちが生まれます。

感謝の気持ちは、自分のみならず、相手も幸せにするもの。

私たちは噛みしめた涙の分だけ、強く、優しくなれるのかもしれません。

シンガーソングライターの小椋佳は定年まで銀行員を勤め上げた。
人の心に触れる曲を作るには、人間社会との関わりが不可欠であることを知っていたからだ。
売れっ子でも、だんだん作品がつまらなくなるのは、内輪の世界に閉じてしまうから。
パートやボランティアや結婚生活等で人間社会の勉強を続けているアーティストは長続きする。

NO IMAGE

海洋小説『曙光』MORGENROOD

宇宙文明の根幹を支える稀少金属『ニムロディウム』をめぐる企業と海洋社会の攻防を描く人間ドラマ。生き道を見失った潜水艇パイロットと、運命を握る娘の恋を通して仕事・人生・社会について問いかける異色の海洋小説です。
Kindle Unlimitedで公開中。冒頭部の無料PDFもあり。

CTR IMG