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クラシック音楽・オペラ・バレエチャイコフスキー『眠りの森の美女』~有吉京子の『SWAN』を観る(3)
優雅な美術と振付で知られるチャイコフスキーの名作『眠りの森の美女』ですが、プリマにとっては体力的にきつい演目で知られています。最大の見せ場と言われる第三幕の他、『薔薇のアダージョ』『リラの精の踊り』などを紹介。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ『芸術』の役割 復興へ心踊らせて…オペラ座トップがバレエ指導
そう考えると、バレエもオペラもこの世界に必要欠くべからざるもの……というわけではないし、そもそも、こんな一度の公演を見るために、1万とか5万とか払ってる私たちの存在って、いったい何なのだろう、それでも『芸術』は必要ですか──? なんて、根源的な問いかけまで行き着いてしまうんですね。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ批評における傾向と対策について・一億総評論家時代の幸福術『バレエワンダーランド(1994年)』より
愛なき評論はアーティストを殺す。誰もが気軽に作品の意見や感想を述べられる時代だからこそ、いっそう深く静かに作品と向かい合う姿勢が大切というコラムです。プロの舞台批評に大事なポイントが述べられています。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ『若者と死』(ローラン・プティ振付)ミハイル・バニシリコフ演じる若い狂気
「とある屋根裏部屋、若い男が独りで待っている。そこに乙女が入ってくる。彼女こそが彼の不幸の原因なのだ。彼は身を投げ出す。彼女は彼を押し戻す。彼は哀願する。彼女は彼を侮辱し、嘲笑し、その場から立ち去る。彼は首を吊る」センセーショナルな筋書きながら、どこか若い情熱とロマンを感じさせるローラン・プティの傑作。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエマヤ・プリセツカヤの『瀕死の白鳥』~THE DYING SWAN~ サン・サーンス作曲
サン・サーンスの名曲『瀕死の白鳥』は歴史的バレリーナ、マヤ・プリセツカヤの代名詞でもあります。二分足らずの楽曲の中で、死に向かう白鳥の悲しみや潔さを見事に演じきっています。最後の瞬間まで生きようとする姿は、過酷な監視社会と闘い続けたマヤの生き様そのもの。意志的な美しさに息を呑むほどです。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエメロウな気分を優しく癒やす 初心者におすすめクラシックの名曲 13選
心が疲れた時、そっと聴きたいクラシックの小品を紹介しています。ラヴェルの『パヴァーヌ』、ラフマニノフの『ヴォカリーズ』、ドビュッシーのピアノ連弾など、優しいメロディの名曲をSpotifyのウィジェットで紹介。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ真澄とレオンの『牧神の午後』~有吉京子の『SWAN』を観る(9)
モダンという新たな踊りをめぐって、レオンと真澄の心はすれ違うばかり。真澄は心優しいルシィに惹かれるが、やはり自分のパートナーはレオンしかないと悟り、ロビンスの傑作『牧神の午後』に挑む。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエルシィの『ボレロ』 / ジョルジュ・ドンに捧ぐ ~有吉京子の『SWAN』を観る(8)
名振付家ジョージ・バランシンの元でモダン・ダンスに取り組むが、クラシックとの違いに戸惑う真澄に、ルシィは『モダンには感情表現が無いだって? 君はモダンをまったく理解してないよ!モダンほど自分を表現できる踊りはないのに』とボレロを踊って見せる。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ真澄のバレエが変わった『愛の伝説』 ~有吉京子の『SWAN』を観る(7)
真澄と葵は『愛の伝説』のパ・ド・ドゥに取り組むが、役柄に感情移入することができない。名振付家のセルジュ・ラブロフスキー『人に譲れる恋なら、本物ではないんだ』と諭す。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエレオンと真澄の『ドン・キホーテ』 ~有吉京子の『SWAN』を観る(6)
あのタイツ姿のセクシーさが分からないなんて、女じゃないわ!! -
クラシック音楽・オペラ・バレエ『スパルタカスの慟哭』・永遠のパートナー、レオン登場 ~有吉京子の『SWAN』を観る(5)
心優しい草壁飛翔や柳沢葵とはまったくタイプの異なるレオンは強引な言動で真澄を振り回し、「誰だって腹の底には、強烈な自我を秘めているんだ。あんただってエゴイストなんだ」と真澄の秘めた自我を刺激します。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ「火の鳥」とマーゴ・フォンティーンの白鳥 ~有吉京子の『SWAN』を観る(4)
ロイヤルバレエ団のホープ、シドニー・エクランドは真澄の好敵手。炎のような『火の鳥』を踊ってみせます。偶然稽古場を訪れた名プリマ、マーゴ・フォンティーンは二人の踊りを鑑賞し、「良いとか悪いとかではなく、”印象に残る”のです」と真澄を評します。
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