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キリスト教

  • 2020年3月13日

リアリストは自分が信じたいものを信じる ~アリョーシャの魅力と未来への伏線(5)

『リアリストにあっては、奇跡から信仰が生まれるのではなく、信仰から奇跡が生まれるのだ』。自身の意思によって神の道に進むことを決めたアリョーシャは、高徳の長老ゾシマに多大な影響を受ける。純粋な信仰心は後の『大審問官』への伏線となり、無神論を乗り越える原動力となる。

  • 2020年3月8日

死刑制度は本当に遺族と社会を救うのか ~映画『デッドマン・ウォーキング』

死刑囚の精神的アドバイザーを務めるシスター・ヘレンは、死刑宣告されたマシューと面会するうち、死刑が本当に解決策なのか疑問を抱くようになる。一方、我が子を殺された遺族は激しい憎悪をつのらせ、死刑にすべきとの態度を崩さない。死刑囚と遺族感情の間でヘレンは苦悩しながらも、最後までマシューに寄り添うことを決意する。

  • 2020年2月29日

一つの生命を代償に、数千の生命を堕落と腐敗から救う ~ドストエフスキーから永遠の問いかけ

「ひとつのちっぽけな犯罪は、数千の善行によって、つぐなえないものだろうか?ひとつの生命を代償に、数千の生命を腐敗と堕落から救うんだ」 心の奥底の願望を映し出すような学生と将校の会話によって、ラスコーリニコフは斧を手に取る。永遠の問いに答えはあるのか。

  • 2019年11月16日

カインとアベルのたとえ話 ~父親を見殺しにするのか

長兄ドミートリィによる父親殺しを予感しながらも、ヨーロッパに旅立とうとするイワンの行動にアリョーシャは強い不安を抱くが、イワンは「カインとアベル」になぞらえて、「僕は兄貴の番人じゃない」とあしらう。後々、この判断がイワンの良心の呵責となって重くのしかかる。

  • 2020年2月14日

処世の知恵と真理の違い 『人は魂で生き、理性で現世を渡る』

最愛の父を亡くしたヴァルターは経済的理由から母の昔の婚約者で再婚相手の家に身を寄せるが、継父のラクロワ氏は父とは全く異なる価値観の持ち主だった。ラクロワ氏の説く処世術はどれも納得いくものだったが、父の教えの方が心にしみる。真理は処世とは異なることを実感するうち、継父への不信感を募らせていく。

  • 2019年11月11日

神は言葉なり 真理が世界を支配する『ザ・ウォーカー』

人間の本性が善でなければ――あるいは、欺瞞よりは誠実を、混沌よりは秩序を、尊ぶものではないとするなら、聖書もこれほど人と深く結びついたりしない。パウロが何を言い聞かせても、社会の隅々まで行き渡っても、一時のブームで過ぎ去り、イエスの言葉などとおの昔に忘れ去られていただろう。