昭和のFMヒット曲– tag –
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POPS・JAZZ・歌謡曲ドライブは人生の如く ハーブ・アルパート『ルート101』と六田登『F』 ~自分の走りを見失わない
ドライブは人生に似ている。どんな時も自分の走りを見失わない大切さを教えてくれる。『ルート101』は地図も目的地もない若さの逃避行におすすめの曲。名曲『ライズ』『ビヨンド』の紹介。ドライブにまつわるコラムと併せて。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲レッド・ツェッペリン『Kashmir』 A面からB面へ アルバムという物語
『天国への階段』に並ぶ名曲『Kashmir』は異国情緒たっぷりの秀作である。アナログレコード盤にはA面からB面にひっくり返す体験があり、曲順にも物語があった。昨今のレコードブームと音楽業界の未来に関するコラムと併せて。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲忌野清志郎とRCサクセション ~人の目を気にして生きるなんて、つまらないことさ
『人の目を気にして生きるなんて、つまらないことさ』ロックを聴くと不良になると言われていた時代、不器用な私の肩を押してコンサートに誘ってくれた親友の思い出と『い・け・な・いルージュマジック』、RCの最高傑作『EPLP』を紹介。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲拝啓、バナナラマのお姉さま。『大人の女』って何ですか?
1980年代ディスコブームの象徴ともいうべき『ヴィーナス』をはじめ、ノリのいい楽曲をYouTubeとSpotifyで紹介。少女が大人の女性に憧れ、安心して年を取れる社会は幸福だというコラムと併せて。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲女子高生の夢の彼氏 ボズ・スキャッグス『ミス・サン』 『Lowdown』 ~70年代AORに酔う
「AOR」と聞いてビビっと来る人は、多分、私が夢見る夢子していた時分に、ビリー・ジョエルに憧れ、ブロンディやオリビア・ニュートン・ジョンの歌声に元気をもらい、FMラジオから毎日のように流れる「ホール&オーツ」のヒット曲に耳を傾けていた人だろう... -
POPS・JAZZ・歌謡曲ビリー・ジョエル『ザンジバル』『イタリアンレストランで』~中学女子の恋したニューヨーク
ビリー・ジョエルの名曲『ザンジバル』と『イタリアンレストランで』間奏のジャジーなピアノソロとバンドのアレンジが素晴らしい。少女期に夢見たニューヨークの思い出のコラムと併せて。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲受験生の心の友 深夜ラジオと笑福亭鶴光の『オールナイト・ニッポン』
昭和期、全国の受験生、学生が寝不足覚悟で楽しんでいた深夜ラジオ番組。中島みゆき、タモリ、笑福亭鶴光ら、強烈なパーソナリティのトークに聞き入った日々。番組OPはハーブ・アルパートのヒット曲『ビタースイート・サンバ』だった。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲思想管理にNoと言う『アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール』ピンクフロイド
工場で機械部品が製造されるように子供たちが教育されるピンクフロイドの衝撃作を画像と動画で紹介。教師は子供たちに従順であることを求め、子供たちは「思想管理なんかされたくない、子供たちを放っておいてくれ」と叫ぶ。最後は反乱を起こした子供たちが学校を放火、社会の機械部品を大量生産する管理教育は崩壊する…… -
POPS・JAZZ・歌謡曲名曲『アクエリアス ~輝く星座』未来に輝く「水瓶座の時代」
1970年代のヒッピーは『水瓶座の時代』に期待を込めて意識革命を高らかに歌った。宇宙の巫女を思わせるような黒人女性歌手の「アクエリアス」はさながら祈りのように天にこだまする。あれから50年。我々の社会は水瓶座の時代にふさわしく進歩しただろうか。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲宇宙の果てからコニャニャチハ The Rah Band
22世紀には恋人同士が地球と火星に離れて単身赴任するんだろう。地上で待つ恋人への思いを託して歌ったのがヒット曲『Clouds Across the Moon』。宇宙的な広がりを感じさせる曲の秘密は緻密な音楽の設計書にあります。 -
映画角川映画『汚れた英雄』コンマ一秒のエクスタシー / ローズマリー・バトラーの主題歌
美貌の天才ライダーがビジネスエリートの白人女性を口説き落とし、パトロンの金持ち女性を意のままにするという、昭和のジャパニーズドリームを体現した大藪春彦×草刈正雄の快作。人気を支えたのは全国に何万と存在した学生バイク乗りの存在だった。 -
POPS・JAZZ・歌謡曲映画『This Is It 』と音楽の世代交代 ~ 何がマイケル・ジャクソンを死に追いやったのか
一回りも二回りも年の違うダンサーの中にあって、マイケルの踊りは依然として切れ味鋭い。これがしばらくヒットチャートを遠ざかり、「もう終わった」とまで言われた人の踊りかと目を疑うほどだ。声も、肉体も、50歳という年齢のハンディをまったく感じさせず、この公演が成功していたら『マイケル・ジャクソン完全復活』を誰もが納得したことと思う。