フランツ・カフカ– tag –
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文学・思想・神話絶望名人カフカの人生論 ネガティブすぎて笑っちゃう
今、非常に読んでみたい一冊。カフカは中学生の時「変身 (新潮文庫)」にトライしたけど、正直、ぜんぜん面白くなくて! まあ、中学生の読みこなせる小説じゃなかったんだろうけど、以来、ノータッチ。※ 時満ちて(?)読んだレビューはこちらです。疎外す... -
文学・思想・神話知見は時に絶望しかもたらさない フランツ・カフカの『ロビンソン・クルーソー』
もしロビンソン・クルーソーが高所に立ち、自分の居場所が絶海の孤島だと知ったら、絶望に狂い果てただろう。何も知らず、いつか助かるという根拠なき自信に支えられて毎日を楽しんだから生き延びることができたのだ。 -
文学・思想・神話『死』は最後に訪れる救済だから、僕たちはどんな風にでも夢見ることができる ~カフカの日記より
「すでに子供のころから見えていた、いちばん近い逃げ道は、自殺ではなく、自殺を考えることだった」肉体的に死ぬ為の自殺ではなく、抜け出る為の手立てとしての死について思い巡らせることが時に魂の救済になるという話 -
文学・思想・神話疎外する家族と厄介者の息子 グレーゴル・ザムザは本当に虫になったのか フランツ・カフカの傑作『変身』
ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。有名な書き出しから始まる奇怪な物語は家族に疎外されながら淡々と進んでいく。ニヒリズムを超えた写実的小説の傑作として語り継がれる本作は救いもなければ慈愛もない、人間のリアルを映し出す万華鏡のような作品でもある。 -
文学・思想・神話幸せを待つ間が幸せ フランツ・カフカ『皇帝の使者』
フランツ・カフカ『寓話集』の短編より。いつまで待っても現れない皇帝の使者。それは待つ者にとって本当に悲劇なのか。待つ時間にこそ本当に幸せがある、というたとえ話。
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