PCとインターネットの話題– tag –
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映画国家の安全保障か、ネットの自由か 映画『スノーデン』と『シチズンフォー』
『捜査とは人生に立ち入り壊すものです』テロ防止という大義の下に全く無関係な個人の私生活や思想まで覗き見られていることに疑問をもったスノーデンは香港に逃れ、ジャーナリストにNSA(アメリカ国家安全保障)による監視の実体を暴露する。安全か、自由か、すべてのネットユーザーに疑問を投げかける渾身の社会派ドラマ。 -
映画アイデアは資本に優先する 映画『ソーシャル・ネットワーク』
ザッカ-バーグという人物もFacebookというサービスも、いわば現代のネット・ビジネスを象徴するアイコンであり、監督の狙いは、大学生を一夜で世界の億万長者に変えるイマドキのビジネスの在り方を観客に考えさせるところにある。 -
エッセイ&コラム知的基盤(情報インフラ)としての共有ネットワーク
日本に限らず、世界的にも、ここ十数年の間にITが急速に進化して、情報収集や伝達に関しては、十分に技術が行き届いた感があります。これから先、何が問題になるかといえば、各個が保有する情報をどのように全体に活かすか……という視点です。数年前から、... -
エッセイ&コラム自分の作品を「拙い(つたない)」なんて言うな
相手の機嫌を損なわぬよう、自分をへりくだる「ケンソン」は自尊心を貶めるだけで誰をも幸せにしない。相手も凄いように、自分も凄い。せめてネットの中だけでもドヤ顔で作品を公開しようという話。いつかハッタリも本物になる。 -
映画ネットで話題になっても真のヒット作に成り得ない訳(映画・動画編)
作り手が、身内の評価や、機械的に現れる数値や、ネット上でやり取りされる一部の評判だけを見て、「ウケてる!」と思い込むのはあまりに単純。いずれ『映画』そのものが飽きられ、自分が主演の『ヴァーチャルビデオ』が主流になるかもしれない。 -
クラシック音楽・オペラ・バレエ批評における傾向と対策について・一億総評論家時代の幸福術『バレエワンダーランド(1994年)』より
愛なき評論はアーティストを殺す。誰もが気軽に作品の意見や感想を述べられる時代だからこそ、いっそう深く静かに作品と向かい合う姿勢が大切というコラムです。プロの舞台批評に大事なポイントが述べられています。 -
エッセイ&コラム「かわいそう」と「傷ついた」が問題の解決を困難にする #0095
「カタいこと言わずに、笑って許そうよ」だけでも、街もタテモノも良くならないし、このページをやる意味もないのです。日本社会では批評=人格否定と受け止める傾向が強い。間違いに対して「一所懸命だから」「可哀想だから」という理由で耳を塞ぎ、それを指摘する人間の口も封じれば家屋ごと倒壊する。 -
エッセイ&コラム情報過多の時代こそ、目利きの編集者が必要 #0044
一般人の建築掲示板に専門誌の編集者が実名で登場。本人降臨の記念すべき書き込みです。専門誌もネットに取って代わられていますが、情報過多の時代だからこそ、ユニークな視点と分析力を備えた編集者が必要なのです。 -
エッセイ&コラム専門家と一般人が熱い意見を交わした【ばかけんちく談話室】について
1990年代から2000年前半にかけて、町中のヘンな建築を素人目線で紹介するユニークな企画で注目を集めた『ばかけんちく探偵団』の談話室ログ。専門家と一般人が熱い意見を交わした90年代インターネットの良心を具現化するような記録です。自前の建築コラムを交えて。 -
映画若い人が映画『マトリックス』を観るべき理由 すでにあなたもネットの囚人
『君は、君の心の囚人』思い込みがセルフイメージを作り上げ、行動を支配する。IT黎明期に制作されたサイバーパンク・アクションが予見していたのは、ネットに支配される現代人だ。四六時中、ネットに繋がれ、あなたは本当に自分で考え、選び、行動していると言い切れるのか? -
エッセイ&コラム『ばか建築にマヒしてる風潮』 #0002 ~意見するのにプロも素人もない
社会を悪くする原因は、悪政でも、不景気でもなく、市民の無関心・無気力・諦めです。しかし現代の風潮は「素人は黙れ」という圧力が強く、専門家が絶対的に正しいと言わんばかりです。ネットの黎明期にはこれほど自由で楽しい言論空間があったのです。 -
エッセイ&コラム池田晶子氏『IT革命の本質と試練』より 16年後 ~情報の質と量が社会を分断する
Eメールにチャットに携帯電話。情報通信産業の拡充に伴い、コミュニケーション・ツールもますます多様化しているが、それによって人間は孤独から解放されたか。人を理解し、愛する能力が高まったか。
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