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SFアクション

  • 2019年12月17日

スネーク・プリスキンにカルトな愛を捧ぐ ~映画『ニューヨーク1997』リメイクの噂に寄せて

1980年代に製作され、今なおカルトな人気を誇る『ニューヨーク1997』。「スネークと呼べ」が決め台詞の犯罪の帝王を演じたのはジョン・カーペンター監督に見出されたカート・ラッセル。現代のアクション大作のような派手さはないが、手作り感覚のセットや音楽が味わい深く、反権力のアンチヒーローのどんでん返しもエッジが効いている。やさぐれた海賊みたいな魅力満開の傑作。

  • 2019年12月8日

1982年 時代で読み解く『ブレードランナー』と愛のテーマ

この作品が作られた『1982年』は、東西冷戦下、ロシアではなくソビエト連邦の時代である。 技術面では、インターネットもなければ、携帯電話もない(ガラケーさえ)、ようやく世界初のCDプレイヤーが登場し、TVはリモコンが普及して、「わぁ、すごい、チャンネルを変えるのにコタツから出る必要がないんだ」と喜んでいたようなレベルである。

  • 2019年11月11日

神は言葉なり 真理が世界を支配する『ザ・ウォーカー』

人間の本性が善でなければ――あるいは、欺瞞よりは誠実を、混沌よりは秩序を、尊ぶものではないとするなら、聖書もこれほど人と深く結びついたりしない。パウロが何を言い聞かせても、社会の隅々まで行き渡っても、一時のブームで過ぎ去り、イエスの言葉などとおの昔に忘れ去られていただろう。

  • 2019年10月14日

それでも『ジョーカー』が勝てない理由 ~君は溺れる者の口にホースを突っ込んで完全に沈めることができるか?

病苦と貧困に喘ぎながらも笑いを忘れないアーサー。しかし格差の壁は厚く、心の支えだった職も失い、だんだん心を病んでいく。壊れざるを得なかったジョーカーの狂気をホアキン・フェニックスが好演。格差社会のアイコンとなったジョーカーの狂気は大衆を暴力へと駆り立てるのだろうか?

  • 2019年8月26日

若い人が映画『マトリックス』を観るべき理由 すでにあなたもネットの囚人

『君は、君の心の囚人』思い込みがセルフイメージを作り上げ、行動を支配する。IT黎明期に制作されたサイバーパンク・アクションが予見していたのは、ネットに支配される現代人だ。四六時中、ネットに繋がれ、あなたは本当に自分で考え、選び、行動していると言い切れるのか?

  • 2020年2月16日

生命は道を探し出す スピルバーグの映画『ジュラシック・パーク』

化石に閉じ込められた蚊の胎内から恐竜の血液を採取し、現存する爬虫類のDNAと掛け合わせて、恐竜を現代に蘇らせる。夢のテーマパークはコンピュータシステムで完全管理され、安全に見物できるはずだった。だが巨利に目がくらんだ職員が恐竜のDNAを持ち出そうとしたことから、システムに綻びが生じ、恐竜たちが暴走しはじめる。

  • 2019年3月15日

ブルーレイ画質が明かす特殊メイクの芸術 ~こんな凄いものを作っていた『遊星からの物体X』by ジョン・カーペンター

ぶちゅぶちゅ、ぬるぬるの特殊メイクで有名なロブ・ボッティンの職人技がようやく明らかになったブルーレイ画質。1982年の公開当時は分からなかったクリーチャーの凄さを画像でお届け(閲覧注意)手作りならではのリアルな質感をお楽しみ下さい。動画の案内あり。

  • 2018年10月30日

君も囚われのプレイヤー 押井守の映画『アヴァロン』

ポーランド在住の筆者がAVALONの魅力とポーランド語歌詞と作中に登場するポーランドの小物を紹介。果たして君が信じる世界は絶対なのか、頭のいいゲームマスターに踊らされ、延々と自分を消費しているだけではないか、Welcome to Avalon の行き着く先は何なのか、を哲学的に解説。