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毒親と子供

毒になる親と子どもの気持ちに関するコラムと作品。

  • 2019年8月7日

『愛』が欲しい ~飯島愛の「プラトニック・セックス」より

父の躾は厳しかった。例えば、食事中はお茶わん、箸の持ち方に始まり、テーブルにひじをつくと、容赦なく手が飛んできた。もちろん、食事中にテレビを見せてもらったことなんかない。「今日の夕食は何かな」なんて、楽しい想像をしたことすらない。飯島愛ちゃんの自伝『プラトニック・セックス』から抜粋を紹介。淋しい少女時代から最後の日まで愛を求め続けた愛ちゃんの切実な気持ちが伝わってくる良書。突然の死に寄せた哀悼記事です。

  • 2018年11月5日

愛憎と虐待の間 母への屈折した感情を歌うエミネムの『Cleanin’ Out My Closet』

生みの母への屈折した感情を歌ったエミネムの代表作。「あんたを傷つけるつもりはないし、泣かせたいわけでもない。でも、心のクローゼットの中身をぶちまけずにいないんだ」と愛憎を吐き出す歌詞と幼少時の虐待を描いた動画が生々しい。毒親に関するコラムも添えて。

  • 2019年8月6日

人生以上でも、人生以下でもない 寺山修司の『邪宗門』

この箇所で一番好きなのは、『人生以上でも、人生以下でもない』という表現。存在の虚しさ、他者との関わりの空疎さを、一言で表せば、人生以上でも、人生以下でもない、となるだろう。悲しい時に笑ったり、女房に相手にされないので人形相手に暮らしたり、現実にそういう暮らしをしている人は少なくない。

  • 2018年11月5日

毒親にさよなら! 娘の自立を励ます映画『塔の上のラプンツェル』

塔に閉じ込められたラプンツェルは、外に出ることも、外の世界を知ることも禁じられます。母ゴーテルは「お前のため」と言い聞かせ、ラプンツェルを支配しようとします。そこに盗賊のフリンがやって来て、ラプンツェルはついに外の世界に飛び出し舞うが、「支配する毒親」と「支配される子」の葛藤と自立を描いた良作。画像と動画を添えて解説します。

  • 2018年12月1日

サイキック少女と毒親の破滅を描く 映画『キャリー』(原作スティーブン・キング)

TVの洋画劇場で初めて映画「キャリー」を観たのは中学生の時。 「超能力少女のホラー映画」というので、『エクソシスト』みたいな、おどろおどろしい内容を期待していたら、物語自体は「ハイスクール・ミュージカル」のエコエコアザラク版という感じ。キャ […]

  • 2019年8月5日

スタンリー・キューブリックの『シャイニング』~父(夫)の暴力としての恐怖~

「シャイニング」とは、そうした人間の潜在的な恐怖──「もし、お父さん(夫)がこんな風にキレたら・・」「もし、自分が、妻子に対してこんな風にキレてしまったら・・」という、忌まわしい悪夢をあぶり出す作品であり、いつしか観客は亡霊の存在を忘れ、人間の秘める暴力性に恐れを感じるようになる。

  • 2019年8月6日

母と息子の歪な愛 寺山修司の戯曲『毛皮のマリー』

寺山修司と母・はつの親子関係を彷彿とさせる戯曲の抜粋と考察。「お互いに母子そっくり、幻滅しあい、にくみあいながら生活しているんですよ」といった親子の葛藤に併せて、「うそよ、臆病なのよ。世界を見るのがこわいのよ。いつもドアをそっとあけてそうのすきまからしか人生を覗き見できない自分が、みじめじゃない?」という美少女の台詞に代表される青年の自立も描いている。