シャイン ラフマニノフ

素晴らしい哲学は10代~20代に出会うべし

シャイン ラフマニノフ

素晴らしい哲学は10代~20代に出会うべし

作中でも繰り返し登場しますが、本作はニーチェの名言『これが生だったのか。それなら、よしもう一度! 』が全ての核になっています。

人生で一番感動したのがこの一文――

というより、あの分厚い『ツァラトゥストラ(手塚富雄・訳)』を必死に読み進めて、最後の最後に、この一文に出会った瞬間が忘れられないからです。

文学にしても、哲学にしても、「生きること」や「愛すること」をテーマにした本は、10代~20代、遅くとも30代には読まないといけません。

40歳を過ぎると、説教くささが鼻について、理想より現実、人生論より実利の方が優るからです。

それでも、10代~20代に感銘を受けた文学や哲学は、一生心の中で色褪せないものです。

たとえ、年を取ってから、違和感を覚えても、永遠の太陽みたいに心の中で燦然と輝き続けます。

純粋さと盲信は紙一重ですが、純粋さをなくして感動はありません。

そして、人間が馬鹿みたいに感動できるのも、10代~20代のうちなのです。

本に限らず、映画でも、漫画でも、10代から20代のうちに、いい作品にたくさん触れましょう。

「いつか読もう」と思っても、その時には感動も薄れ、頭が受け付けなくなっているからです。

シンガーソングライターの小椋佳は定年まで銀行員を勤め上げた。
人の心に触れる曲を作るには、人間社会との関わりが不可欠であることを知っていたからだ。
売れっ子でも、だんだん作品がつまらなくなるのは、内輪の世界に閉じてしまうから。
パートやボランティアや結婚生活等で人間社会の勉強を続けているアーティストは長続きする。

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海洋小説『曙光』MORGENROOD

宇宙文明の根幹を支える稀少金属『ニムロディウム』をめぐる企業と海洋社会の攻防を描く人間ドラマ。生き道を見失った潜水艇パイロットと、運命を握る娘の恋を通して仕事・人生・社会について問いかける異色の海洋小説です。
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