スキ スパム

note.comの本当のデメリット ~「スキ」スパムと複数アカウントの自作自演

スキ スパム

私も、『note』はマガジン機能として利用していますし、カスタマーサポートも親切丁寧で、よく頑張っておられると思います。

創業者の理念も理解できるし、コンテンツプラットフォームとして、決して悪くはないと思います。

気軽にコメントしたり、「スキ」したり。(ちなみに、「スキ」は非会員でも投票できます)

自分の読者と繋がりたい人には、嬉しい機能が満載で、フォロワーや「いいね」がいっぱい増えれば、モチベーションも上がるでしょう。

が。

このSNS機能が、逆にスパムの温床になっている負の面があります。

何故かといえば、フォローや「スキ」をした人のプロフィールが、Twitter以上に、作者にプッシュされるからです。

noteには、次のようなお知らせ機能があって、誰かが「スキ」やフォローをすれば、即座に通知される仕組みになっています。

note スキの機能

初心者なら「誰かな」と気になって、相手のアカウントを一度は見に行ってしまいますよね。

これが相手の思うつぼ。

相手は、本当に「スキ」で、❤マークをぽちっとしているのではない。

自分のアカウントに誘導する為に、スキをしまくっているんですよ。

何故、そんなことが分かるのかといえば、下図のように、短時間に、連続して「スキ」をする人が相当数います。

毎日、1個ずつ・・とかなら理解できますが、こんな短時間に、全ての投稿に目を通して、「スキ」できるわけがないでしょう。

短時間に連続スキするスパム行為

しかも、この「スキ」スパムは、手当たり次第です。

各アカウントには、誰の投稿に「スキ」をしたか、チェックできる項目があり、そこを見れば一目瞭然。

下図のように、そこら中の投稿に「スキ」スパムをして回ってるんですね。

中にはこの機能をオフにして、自分が「スキ」しまくっているのがチェックできないようにしているアカウントもあります。
(クリックして、拡大してみて下さい)

手当たり次第にスキのスパム

では、何故、こんな「スキ」スパムが生じるのかといえば、メール通知も大きいと思います。

noteには、「スキ」や「フォロー」があると、相手のアカウントのプロフィールが、note主のプロフィールに送られてくる機能があります。

多くの人は反応が気になる為、「通知を受け取る」設定にしていると思います。

それが相手の思うツボ。

プロフィール欄に、「○○万円儲かる方法を教えます」「必勝のモテコンサル」「年商○億円達成」など、キャッチーなことを書けば、インパクトがありますよね。それに釣られて、相手のアカウントを見に行く人も相当数あると思います。

中には、「せっかくスキ」してもらったんだし……と、相手をフォローしたり、相手のnoteに「スキ」を付けてまわる人もあるでしょう。(これを「スキ」返しという)

これが人気指標である「スキ」の負の一面です。

中には、プロフィール欄に「スキ返し確実」とかの文言を入れているユーザーもいます。

ここまでされると、うんざりしますよね。

ちなみに、サンプルとして表示している人が、スパム目的かどうかは分かりません。あくまで一例です。

メールに送られる相手のアカウント

note主の中には、「スキがこんなに集まった!」と自慢している人もあるでしょうけど、多分、その大半、スパムだと思います。

本当に記事が気に入って「スキ」している人もあるでしょうけど、私の感覚では、10人に1人ぐらいという感じ。

何故、そんなことが分かるかといえば、私は有料マガジンとして運営していて、記事の一部(数行~半分ぐらい)しか公開してないからです。

それでも、公開した瞬間に、連続的に「スキ」がつきます。

本当に一瞬です。

見出しだけみて、スキしまくっているのが丸分かりです。

そして、そういうアカウントに限って、○○コンサルタントなのです。。。

大半がスパムで占められるスキの数

この事は運営側にも通報して、丁寧なお返事を頂きましたから、決してそのままにはされないと思います。

しかし、相手のプロフィールが(必要以上に)プッシュされる機能がある限り、「スキ」スパムはなくならないし、相互扶助とでも言うのですか、お互いに「スキ」しまくっているアカウントも相当数あると思います。

読まずに「スキ」。

好きでなくても、「スキ」。

自分のアカウントに誘導する為に「スキ」しまくっている人が相当数ある限り、まともな「スキ」が機能しないのではないでしょうか。

何故なら、自分もスパマーと思われたらイヤだからです。

そこがTwitterの「いいね」や「リツイート」と大きく異なる点ですね。

Twitterは、「いいね」をしても、「リツイート」しても、自分のタイムラインに相手のツイートが表示される仕組みです。

noteのような、「スキ」スパムを行えば、自分のタイムラインが、相手のツイートで埋め尽くされて、逆に顰蹙を買いますよね。

しかし、noteには、相手の投稿がタイムラインに表示される仕組みがありません。

1分間に、10も、20も、「スキ」スパムに及んでも、それらはステルス的に相手のアカウントを脅かすだけで、自分は一切傷つきません。

だから、こんな滅茶苦茶な「スキ」スパムが横行するのでしょう。

健全なコンテンツ・プラットフォームを目指しても、結局、「数こそ正義」の理論で荒らされる。

それはSNS機能が存在する限り、避けられない宿命でしょう。

だからといって、真面目にやってる人を脅かしていい理由にはならないし、こういう裏側が分かれば、真面目な人から去って行くのではないでしょうか。

もっとも、運営にしてみたら、有料でガンガン稼いでくれるアカウントだけで十分なのでしょうけど。

踊るバイエイターの敗者復活戦

この記事にはnoteを売り易くする方法だったり、継続的に利益を上げるためのヒントも混ざっている。どこかでこの情報をパクっ…

上記の記事にもあるように、詐欺まがいの高額な情報商材によって、noteの評判は落ちる一方ですし、「スキ」スパム問題が表面化すれば、真面目なユーザーもやる気を無くすと思うのですが、誰も気にならないのでしょうか。『枯れ木も山の賑わい』というか、自分のアカウントに誘導する為の『スキ』であっても、とにかくスキが付けば格好がつく、ということなのかもしれませんね。

「検索に弱い」とも言われていますが、それも分かりきっていること。

一つのキーワードに対して、一つのドメインから結果表示されるのは「2件だけ」。

たとえば、「映画 ジョーカー 評価」で検索すれば、note.com から検索結果として表示されるのは、2つのnote だけです。

たとえ500人が「映画 ジョーカー」のレビューを書いても、Googleが選ぶのは2つだけなんですよ。

それなら「はてなブログ」のように、サブドメインの中で書いた方が、まだ有利ですよね。

順位はともかく、oreore.hatena.blog という一つのドメインの中で書けば、一つの独立したコンテンツとして評価してもらえますから。

それに多くのユーザーは、noteを雑記帳のように使っていて、SEOを意識したタイトルやコンテンツ作りをしている人など、少数でしょう。

3行ぐらいの「つぶやき」もあれば、日常の想いを綴ったポエムみたいな文章もある。

「つぶやき」や「今日は疲れたぁ」みたいなポエムを上位表示してもらえるほど、Googleは甘い世界ではありません。

そうした「軽めの記事」が大多数を占めるなら、検索流入が取れないのも仕方ないと思います。

だって、誰も、他人の仕事のストレスや、淋しい気持ちなど、興味ないからです。

自己満足で投稿するならいいですが、それも「スキ」スパムの標的にされて、相手のプロフィールがメールボックスにじゃんじゃん送信されるとなれば、普通の人は、途中で嫌気が差して、やめると思いますよ、多分。

ある程度、知名度のある人が、第二の窓口として活用するには、非常に便利だとは思いますが。

それにしても、自分のアカウントに誘導する為に、「スキ」やフォロワー集めに躍起になっているワナビーの人たち。

数集めに必死になっているヒマがあるなら、一日も早く優れた作品を完成させて、コンテストに応募しなさい。

入賞すれば、一夜でフォロワーが何千、何万と集まるし、社会的にも認知されて、デビューの道も開けますよ。

フォロワー1000人集めたぐらいで成功するほど甘い世界でないことは、皆さん自身が一番よく知っているはず。

今は10000人でも難しいでしょう。

相手にスパマー認定されて、無視や軽蔑されても、スキやフォロワー集めに躍起になる意義がどこにあるのか。

こんなくだらない事にエネルギーを費やすヒマがあるなら、勉強して、いいコンテンツ作って、賞を取るのが一番の近道ですよ。

【追記】 不可解なリンク処理

先程、気付いたのですが、note のリンク処理がおかしいですね。

こんな感じで、別ドメインで、「note」のタイトルが付いた検索結果が表示されたら、誤ってクリックする人も少なからずあるのではないでしょうか。

リンク先をクリックすると警告が表示されます。

コンテンツをフレームで読み込むスパムなのかと思いましたが、どうも独自ドメインぽいです。

note には、独自ドメインを取得できる機能があるのですが、それが検索結果に表れても、クリックすると「警告:潜在的なセキュリティリスクあり」になってしまいます。

多分、中のリンク処理(?)に問題があるのでしょう。

これでは独自ドメインでもアクセスは取れないですね。

逆にスパマーと勘違いされるのでは?

note リンク

リンク処理

フィッシングの疑いあり?

【追記】 簡単に作れる複数アカウントで自作自演

『踊るバイエイター』さんの記事にもありますが、note は非常に簡単に複数アカウントを取得することができます。

メールアドレスさえあれば、即行でアカウントを開設できるし、不正使用をチェックする機能もないからです。

たとえば、メインアカウントで有料記事を販売して、複数の自作アカウントで絶賛すれば、何も知らない人が見れば、「こんなにたくさんの人が推薦しているのだから、きっと良い内容なんだろう」と勘違いしますよね。

似たような事例に、小説投稿サイトの自作自演アカウント、はてな自作自演ブクマなどがありますが、こちらは数を水増しするだけの話なので、金銭的な弊害はありません。

せいぜい、初心者が「わあ、すごい」と騙される程度です。

しかし、noteは課金コンテンツで自作自演できるので、普通の商取引なら、誇大広告や詐欺の範疇ですよね。

返金制度も始まるようですが、「有料マガジン」にしてしまえば、返金制度は使えないので、これまでの単体売りからマガジン売りに手口が変わるかもしれません。

一つの長文noteを分割して、読み切りの有料マガジン化してしまえばいいわけですし。

私もこれが一番気になるのです……

やはり有料コンテンツを販売するからには、Kindle Publishingのように、販売者に、住所・氏名・電話番号など、個人情報の登録を義務づけた方がいいのではないでしょうか。

人気ブログサービスMediumが検索トラフィック激減!

note.com もこういう運命を辿るかもしれないので、一読して下さい。

https://webtan.impress.co.jp/e/2020/01/17/35053

「Mediumを使うと情報を広く届けやすいから」という理由で、自社の情報発信をMedium中心にしていた企業もあった。

しかし、MediumはあくまでもA Medium Corporationという独立した企業が提供しているサービスプラットフォームだ。今回のような出来事が発生しても、利用者側で対処できることはかなり限られている。

Mediumがトラフィックを激減した原因はなんだったのだろうか? あるSEOスペシャリストは次のように分析している。

トップページのクローキング ―― ユーザーが見るものとは異なるトップページをグーグルに見せている

大量の低品質ページ ―― 記事以外の、コンテンツの内容が薄いページを大量にインデックスさせている

価値あるページがインデックスされていない ―― 低品質ページが大量にインデックスされている一方で、価値があると思われるページの16%がインデックスされていない。クロール・インデックスされにくいサイト構造が原因だと思われる

リンク切れ ―― 有益なページへのリンクがたくさんリンク切れしている。リンク先を訪問しようとすると404ページが返ってくる

めちゃめちゃなサイトマップ ―― 記事ページのみならず、タグやユーザープロファイルなどさして重要ではないページも含めてあらゆるページをサイトマップに登録している

お粗末な内部リンク ―― Googlebotがサイト内のページをきちんと発見できるような内部リンク構成になっていない。リンクの数が少なすぎる

不適切な関連記事 ―― 関連記事へのリンクがGooglebotに半分しか認識されていない(JavaScriptで生成していることが理由の1つか?)。また、関連性がないにもかかわらず関連記事として出てくる

外部サイトへの正規化 ―― 外部サイトへ正規化しているページが多い(全ページの7%)。品質が悪いページへたくさん正規化していると、評価に悪影響が出る可能性を否定できない

内部リンクのnofollow ―― 内部リンクに不必要にnofollow属性を付けている

MFIへの準備ができていない ―― PCページにある関連記事へのリンクが、モバイルページにはない(だたし、Mediumはまだモバイルファーストインデックスに移行していないかもしれない)

購読コンテンツ ―― 購読していないと読めない記事がある(ただし、グーグルのガイドラインに従って設定しているのでトラフィック減の原因ではないかもしれない)

note.comもまさにこれと似た感じ。

特に、「大量の低品質ページ」「リンク切れ」はまさにその通りで、みな、気軽に書き込みできる分、「今日も疲れたぁ~」「このマンガ、おもしろい」みたいな、一貫したテーマも、読み所(強い主張)もない、数行の日記をたくさん書いてるでしょう。

ファンや本人にとっては価値があっても、ウェブ全体から見れば、ほんと、ただのつぶやきでしかないのですよ。

そういうのは、たとえ人気アイドルの日記やつぶやきでも、上位表示されることはないし、逆に、1000字ぐらいのコンパクトな内容でも、起承転結のある、テーマのかっちりした文章の方が評価されやすいのです。「疲れた時には、○○運動がおすすめ」とか「冬休みに読みたい漫画ベストテン」みたいな。

「リンク切れ」も、独自ドメインで運営している者は、リンク処理に非常に気を遣いますし、「飽きた」とかいう理由だけで記事を削除することはありません。なぜなら、リンク切れを起こして、エラーを生じれば、その分、評価が下がっていくからです。

でも、Mdeiumやnoteの場合、所詮、借り物ですから、飽きたとか、更新が面倒という理由だけで、手軽に記事を削除したり、アカウントごと、ごっそり削除したりするでしょう。

そして、削除後、不要になったURLをサイトマップや類似投稿など適切なURLにジャンプさせたり、他サイトに転送するようなリンク処理をすることはありません。

その結果、記事は存在しないけど、URLだけは検索結果に残っている『幽霊URL』が大量に存在し、それがドメイン低評価の原因になるのです。

やはり、独自ドメインで運営している者(はてなブログのようなサブドメイン系も含む。いわば一国一城の主)と、借り物で手軽に投稿しているユーザーでは、自身のコンテンツに対する責任感とか情熱が桁違いだし、たとえ、本人が頑張っても、ドメイン全体が軽いユーザーで占められていたら、一人の頑張りだけでは太刀打ちできないことも多々存在します。

まして、noteはコミュニティ性の強いサービスですから、身内のファンが無ければ、アクセスを取るのは難しいです。それ故に、スキスパムやフォロースパムの温床になっているのですが。。。

そのあたり、よくよく考えて、スタートを切りましょう。

運営側には悪意はないし、真面目に取り組んでおられる方は非常に真面目なのですが、それと同じくらい(あるいはそれ以上)、「自分のアカウントに誘導するためにスキやフォローをしまくる」「他人のnoteをパクって、高額転売する」「複数アカウントを作成して自作自演する」という悪質なユーザーもあるので、安心して使えるサービスではない、という意味です。何のことか分からなければ、「情報商材 note」「note パクリ」あたりで検索して下さい、Twitterにもたくさん情報が上がってます。

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